2009年 05月 11日
【9126】 大型ゴールデン・ウイーク閉幕 |
★ 今年の連休、我が家は”千客万来”でした。この時期、恒例行事ですが、ことしは高速道路の渋滞で皆さんの到着や帰宅時間の調整が大変でした。「夕方には・・」が午前3時の到着、「明日は学校が始まる。どうしてもそれまでには・・・」と予定より早く帰宅の途へ。ともかく皆さん、最後まで、高速交通情報に鵜の目鷹の目で、クタクタのご様子。本当にお疲れ様。
★ 話題も、専ら、”ありがた迷惑化”した「上限1000円」の高速割引料金。「早めに見切りをつけて地道を走ってよかった」と判断自慢のお父さんにみんなの賞賛の目を向けました。テレビも、新聞も、連日、政府の誤算を報道していました。
★ 東・中・西日本と本州四国連絡の高速道路4社によると、4月25日から5月6日の間に10キロ以上の渋滞は414回で、うち30キロ以上は58回にのぼった。前年は10キロ以上が215回で、30キロ以上が28回だった、そうです。
★ これでは、タダでも利用したくなくなりますね。休日はどこまで走っても通行料は1000円だけ、と言っても、その割引は自動料金収受システム(ETC)の搭載車に限られる。それを付けていないクルマや、ETCを付けていてもトラック、バスなど大型車は対象外。通常の正規料金を支払っています。
★ だからと言って、「正規料金」支払い車が別レーンを走るワケではありません。最大の被害者は、最も”善良にして” ”高い料金を払った”正直者でした。本当にバカげています。このような“善良車”には、せめて「料金払い戻し」制度を設けるのが誠意ある対応ではなかろうか? そう叫びたくなります。
★ これが普通の民間企業だったら料金払い戻しは当然、それに何時でも使える「無料券」を添えてお詫びの気持ちを表現するのが常識的な対応です。「混雑は予想される。それを承知で利用したのだからその影響はあなたの自己責任で・・」と、やらずボッタクリ。役人の天下りだと、こういう理屈になります。
★ 世の中が複雑化すると、何事もシステム化されるようになります。そこに入れば必然的に互いに影響し合う仕組み。”システム”という言葉も、元々、ギリシャ語のギリシャ語の "synistanai" (結合する)に語源があるのだそうです。
★ 大都市近郊の高速道路の恒常的な渋滞が問題になり、それを緩和する一助として、ETCを導入したのに、自民党の人気取り政策の”浅智慧”が、このシステムに混乱を発生させました。渋滞の迷惑は、遅れだけではありません。
★ トイレや排ガスの健康被害の深刻さは、ただ聞くだけの私も、「身の毛がよだつ」ほどの恐怖感を覚えます。本当に楽しかったはずの今年の連休。家族連れで故郷へ・・・親孝行の皆さん、ご苦労様でした。
★ それにしても・・・社会のシステム化の問題。”浅智慧”で一つ、いじくると、大変な影響を及ぼすものですね。政府の今度の「休日どこまで行っても1000円」の高速料金政策は、明らかに選挙目当て。民主党の「全面無料化」に”先手打ち”したものに違いありません。
★ 「閉じた」システムの一部を、”特定車”だけに「開放」する。システム工学からみれば、誰の目にも無謀です。でも、国民はいい勉強をしました。これで民主党の言う「全面無料化」も非現実的なことが明白になりました。もしやれば、大都市近郊は大混乱に陥ります。きっと高速も地道も渋滞車で埋まるでしょう。
★ 我が家には車が2台あります。共に未だETCを付けていません。でも行動範囲が広く、高速もよく使う娘は「付けるのが常識」と申します。そこで申し込んだら、「いつ付けられるか分からない。それでよければ・・」と書類を受け取り。不況のイマドキ誠に珍しい「殿様商売」まで繁盛させています。
★ もうほとんど運転意欲を失っている私には、どうでもいい話ではありますが、そんな私も、他人事、と素知らぬ顔をしてはおれません。一旦、道路に出れば、この巨大な「道路システム」に影響を及ぼす重要な一要素であるのです。
★ 「これで大もうけしたのは、サービスエリア、パーキングエリア。食品など売り切れ続出で、食事も満足に摂れなかった。きっとどこも未曾有の売り上げでホクホクだったでしょうね」
★ 長時間の車運転でクタクタになったお父さんがビール片手に鬱憤晴らしを始めていました。 やはり・・・”高速ファミリー企業”はどう転んでも儲ける仕組みになっていますね。「クローズド・システム」それをいいことに独占企業が仕組んだ特権です。
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** ご挨拶 ** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
私のネット生活に寄せる想いです。ご理解賜りたくご一読をお願い申し上げます。
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★ 話題も、専ら、”ありがた迷惑化”した「上限1000円」の高速割引料金。「早めに見切りをつけて地道を走ってよかった」と判断自慢のお父さんにみんなの賞賛の目を向けました。テレビも、新聞も、連日、政府の誤算を報道していました。
★ 東・中・西日本と本州四国連絡の高速道路4社によると、4月25日から5月6日の間に10キロ以上の渋滞は414回で、うち30キロ以上は58回にのぼった。前年は10キロ以上が215回で、30キロ以上が28回だった、そうです。
★ これでは、タダでも利用したくなくなりますね。休日はどこまで走っても通行料は1000円だけ、と言っても、その割引は自動料金収受システム(ETC)の搭載車に限られる。それを付けていないクルマや、ETCを付けていてもトラック、バスなど大型車は対象外。通常の正規料金を支払っています。
★ だからと言って、「正規料金」支払い車が別レーンを走るワケではありません。最大の被害者は、最も”善良にして” ”高い料金を払った”正直者でした。本当にバカげています。このような“善良車”には、せめて「料金払い戻し」制度を設けるのが誠意ある対応ではなかろうか? そう叫びたくなります。
★ これが普通の民間企業だったら料金払い戻しは当然、それに何時でも使える「無料券」を添えてお詫びの気持ちを表現するのが常識的な対応です。「混雑は予想される。それを承知で利用したのだからその影響はあなたの自己責任で・・」と、やらずボッタクリ。役人の天下りだと、こういう理屈になります。
★ 世の中が複雑化すると、何事もシステム化されるようになります。そこに入れば必然的に互いに影響し合う仕組み。”システム”という言葉も、元々、ギリシャ語のギリシャ語の "synistanai" (結合する)に語源があるのだそうです。
★ 大都市近郊の高速道路の恒常的な渋滞が問題になり、それを緩和する一助として、ETCを導入したのに、自民党の人気取り政策の”浅智慧”が、このシステムに混乱を発生させました。渋滞の迷惑は、遅れだけではありません。
★ トイレや排ガスの健康被害の深刻さは、ただ聞くだけの私も、「身の毛がよだつ」ほどの恐怖感を覚えます。本当に楽しかったはずの今年の連休。家族連れで故郷へ・・・親孝行の皆さん、ご苦労様でした。
★ それにしても・・・社会のシステム化の問題。”浅智慧”で一つ、いじくると、大変な影響を及ぼすものですね。政府の今度の「休日どこまで行っても1000円」の高速料金政策は、明らかに選挙目当て。民主党の「全面無料化」に”先手打ち”したものに違いありません。
★ 「閉じた」システムの一部を、”特定車”だけに「開放」する。システム工学からみれば、誰の目にも無謀です。でも、国民はいい勉強をしました。これで民主党の言う「全面無料化」も非現実的なことが明白になりました。もしやれば、大都市近郊は大混乱に陥ります。きっと高速も地道も渋滞車で埋まるでしょう。
★ 我が家には車が2台あります。共に未だETCを付けていません。でも行動範囲が広く、高速もよく使う娘は「付けるのが常識」と申します。そこで申し込んだら、「いつ付けられるか分からない。それでよければ・・」と書類を受け取り。不況のイマドキ誠に珍しい「殿様商売」まで繁盛させています。
★ もうほとんど運転意欲を失っている私には、どうでもいい話ではありますが、そんな私も、他人事、と素知らぬ顔をしてはおれません。一旦、道路に出れば、この巨大な「道路システム」に影響を及ぼす重要な一要素であるのです。
★ 「これで大もうけしたのは、サービスエリア、パーキングエリア。食品など売り切れ続出で、食事も満足に摂れなかった。きっとどこも未曾有の売り上げでホクホクだったでしょうね」
★ 長時間の車運転でクタクタになったお父さんがビール片手に鬱憤晴らしを始めていました。 やはり・・・”高速ファミリー企業”はどう転んでも儲ける仕組みになっていますね。「クローズド・システム」それをいいことに独占企業が仕組んだ特権です。
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** ご挨拶 ** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
私のネット生活に寄せる想いです。ご理解賜りたくご一読をお願い申し上げます。
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by zenmz
| 2009-05-11 11:17
| 現代社会論