2010年 09月 14日
【10125】 「韓流ドラマ」で夫婦円満 |
★ 「ヘェー、禅三さん、ホントウ? アラ、イヤだ、イメージ・ダウン。止めてョ」
そのことを言い出した途端、前にお座りのご婦人が素っ頓狂な大声をあげました。もう40年近いお付き合い。遠慮と言うものを知りません。「最近、何をしてるの?」と、お訊ねがあったので、正直に答えたのです。「韓ドラにハマッテる」、と ・・・
★ 実を申しますと、私は、友人の間で、テレビ嫌いで通っています。それが、コトもあろうに”韓ドラ”に首ったけ、とは!? 信じられない、と言うのです。ムリありませんね。
こう申す、私も、信じられない、です。
★ 3年前のコト。リビングの大型地上波テレビが故障し、放置したままにしていたこともあって、かなり長い間、私たち夫婦はテレビと縁のない生活をしておりました。ところが昨年6月に、老妻が突然、「NHKハイビジョンの能楽番組を見たい」と言うので42型の地デジテレビを購入しました。
★ 新しい機械が入ると、やはり触ってみたくなります。NHKはもとより民間各社もBS電波を出していて、これまでみたことのない長編番組を沢山、組んでいました。中でもビックリしたのが、各社が競っていた”韓ドラ”こと「韓流ドラマ」
★ 最初に見たのが『ホジュン-宮廷医官への道』 日本にも大きな影響を及ぼした、かの有名な医学書『東医宝鏡』を残し、韓国史上に名高い王の主治医、ホ・ジュンの一代記です。世を拗ね密貿易に生きていたならず者が志を立てて運命を切り開いていく。全64話。毎日、待ちわびて見るほど嵌り込んでしまいました。
★ それからというもの、番組チェックで、時代劇作品を予約録画して、妻と二人で見るのが”憩いのひととき”の定番になりました。これまで心に残っているのは『宮廷女官、チャングムの誓い』 『王の女』 『朱蒙』 『風の絵師』 『世宗』など。
★ 現在は、NHKで放映中の『イ・サン』と、イ・サンの右腕として活躍した政治家、ホン・グギョンの一代記『王道』 それに天下の悪女を描いた『女人天下』 『張禧嬪』と、大忙しです。
★ 「なぜ、そんなに?」 件(くだん)の女友達が、マユを顰めて、重ねて、訊ねるのですが、理屈はありません。ただ、理屈を超えて「面白い。あなたも、みてご覧。きっとハマル」とだけ答えました。 しかし、面白い、と言えば、”韓ドラ”への反応。大好き、大嫌い、これほど好き嫌いが大きく2分する娯楽映画も少ないでしょう。
★ 私は、徹底した娯楽性に、惹かれています。テンポが早い。舞台装置が豪華絢爛、そして見せ場シーンでしばしば登場する”韓流殺陣”の見事さ。 これを見慣れると、日本の時代劇などの”気魄闘”風景が如何にも間延びした感じになってしまいます。
★ テレビセットも、随分、進化しました。今では、テレビの前に据わって時間待ちする必要など全くありませんね。どんな番組も録画しておいて、好きな時間に、好きなだけみることが出来ます。テレビに振り回されることは全くなくなりました。
★ デジタル化のお陰で、ブルーレイやハードディスクで、長時間録画が可能になり、視聴時間を自由に統御出来るようになりました。本当にいい生活用品に進化したと思います。そして我々老夫婦に新しく、隣国の優れた娯楽番組をたっぷりと楽しませてくれるようになりました。
★ 韓国の時代劇に触れることによって、日韓関係史を考える新しい視点も多く教わりました。私にとっては、「韓ドラ」は、傘寿にして我が心を揺さぶる「文化革命」とも言うべき意味を持っています。何と言われても、当分、止める気はありません。会う人ごとに是非、ゼヒと、積極的にお薦めするほどハマッテおります。
★ ”韓ドラ”ファンなどと言うと、やや軽蔑の眼差しを向けられるのはなぜでしょう? 結婚55年、日常生活で、何かを共にすることなど、ほとんどありません。それが、「ちょっとみる?」 「そろそろどう?」などと声をかけ合い、一緒に楽しんで、感想を述べあう。いいコミュニケーションがとれるようになってきました。これだけでもお薦めする価値がある、と信じております。
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**** ご挨拶 **** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
**** お願い **** 【傘寿の知憲運動】 是非、一度、ご披見ください
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そのことを言い出した途端、前にお座りのご婦人が素っ頓狂な大声をあげました。もう40年近いお付き合い。遠慮と言うものを知りません。「最近、何をしてるの?」と、お訊ねがあったので、正直に答えたのです。「韓ドラにハマッテる」、と ・・・
★ 実を申しますと、私は、友人の間で、テレビ嫌いで通っています。それが、コトもあろうに”韓ドラ”に首ったけ、とは!? 信じられない、と言うのです。ムリありませんね。
こう申す、私も、信じられない、です。
★ 3年前のコト。リビングの大型地上波テレビが故障し、放置したままにしていたこともあって、かなり長い間、私たち夫婦はテレビと縁のない生活をしておりました。ところが昨年6月に、老妻が突然、「NHKハイビジョンの能楽番組を見たい」と言うので42型の地デジテレビを購入しました。
★ 新しい機械が入ると、やはり触ってみたくなります。NHKはもとより民間各社もBS電波を出していて、これまでみたことのない長編番組を沢山、組んでいました。中でもビックリしたのが、各社が競っていた”韓ドラ”こと「韓流ドラマ」
★ 最初に見たのが『ホジュン-宮廷医官への道』 日本にも大きな影響を及ぼした、かの有名な医学書『東医宝鏡』を残し、韓国史上に名高い王の主治医、ホ・ジュンの一代記です。世を拗ね密貿易に生きていたならず者が志を立てて運命を切り開いていく。全64話。毎日、待ちわびて見るほど嵌り込んでしまいました。
★ それからというもの、番組チェックで、時代劇作品を予約録画して、妻と二人で見るのが”憩いのひととき”の定番になりました。これまで心に残っているのは『宮廷女官、チャングムの誓い』 『王の女』 『朱蒙』 『風の絵師』 『世宗』など。
★ 現在は、NHKで放映中の『イ・サン』と、イ・サンの右腕として活躍した政治家、ホン・グギョンの一代記『王道』 それに天下の悪女を描いた『女人天下』 『張禧嬪』と、大忙しです。
★ 「なぜ、そんなに?」 件(くだん)の女友達が、マユを顰めて、重ねて、訊ねるのですが、理屈はありません。ただ、理屈を超えて「面白い。あなたも、みてご覧。きっとハマル」とだけ答えました。 しかし、面白い、と言えば、”韓ドラ”への反応。大好き、大嫌い、これほど好き嫌いが大きく2分する娯楽映画も少ないでしょう。
★ 私は、徹底した娯楽性に、惹かれています。テンポが早い。舞台装置が豪華絢爛、そして見せ場シーンでしばしば登場する”韓流殺陣”の見事さ。 これを見慣れると、日本の時代劇などの”気魄闘”風景が如何にも間延びした感じになってしまいます。
★ テレビセットも、随分、進化しました。今では、テレビの前に据わって時間待ちする必要など全くありませんね。どんな番組も録画しておいて、好きな時間に、好きなだけみることが出来ます。テレビに振り回されることは全くなくなりました。
★ デジタル化のお陰で、ブルーレイやハードディスクで、長時間録画が可能になり、視聴時間を自由に統御出来るようになりました。本当にいい生活用品に進化したと思います。そして我々老夫婦に新しく、隣国の優れた娯楽番組をたっぷりと楽しませてくれるようになりました。
★ 韓国の時代劇に触れることによって、日韓関係史を考える新しい視点も多く教わりました。私にとっては、「韓ドラ」は、傘寿にして我が心を揺さぶる「文化革命」とも言うべき意味を持っています。何と言われても、当分、止める気はありません。会う人ごとに是非、ゼヒと、積極的にお薦めするほどハマッテおります。
★ ”韓ドラ”ファンなどと言うと、やや軽蔑の眼差しを向けられるのはなぜでしょう? 結婚55年、日常生活で、何かを共にすることなど、ほとんどありません。それが、「ちょっとみる?」 「そろそろどう?」などと声をかけ合い、一緒に楽しんで、感想を述べあう。いいコミュニケーションがとれるようになってきました。これだけでもお薦めする価値がある、と信じております。
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**** ご挨拶 **** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
**** お願い **** 【傘寿の知憲運動】 是非、一度、ご披見ください
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by zenmz
| 2010-09-14 00:33
| 現代社会論