2005年 10月 21日
【5169】 東京での無意味な挑発 |
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★いやーァ、良かったですね。昨日の党首一騎打ち。久しぶりにいい国会討論を見ました。民主党の前原誠司新代表にとっては、正にデビュー戦。得意とする安保・外交で、小泉首相を追い上げ、最後に「靖国参拝が、日中間の戦略的包括的取り決めの道筋を閉ざした」と攻め立てました。
★首相は「憲法19条に保障されている思想および良心の自由だ」と、まるで大学法学部生のような書生答弁。それも言うなら、先の大阪高裁の違憲判断で憲法論議、と言うのが聞いている側の感想でした。コトがそこに及ぶと、「どうしていけないのか聞きたい」とヒステリックに声を張り上げました。
★前原さんの一本勝ちですね。ただ、首相が言う「他国によって影響されるべきではない」が一般には人気があるようです。たしかに首相発言が繰り返される度に、国民の排外的なナショナリズムを呼び覚ましている感じもします。私は、ここがちょっと、気になります。
★そこで・・・・いま、幾つかの海外新聞の社説を拾い読みしています。 その一つをご紹介しましょう。
”Pointless Provocation in Tokyo”(東京での無意味な挑発)と題したこの社説は、その書き出しで、
★首相の靖国参拝は、
★何と激烈な! 一見、シンガポール辺りの華僑系の英字紙か、と思われるかもしれませんが、実は、これ、アメリカの最有力紙『ニューヨーク・タイムズ』の10月18日付けの社説です。あのコイズミさんが大好きなアメリカの、です。なぜ、そうなのか? どんな理由を挙げているのか? チェックしてみますと、
★そして、コイズミ首相は、自らが為していることは明白に理解しており
★最後に自らの行動で現在、最も大切な対中外交交渉がストップしている危機に言及し、国内右翼勢力の絶賛・拍手に酔っているうちに盛り上がる”反対勢力”。”
★コイズミさん。国内外、多くの常識人は、誰が見ても、あなたの行動は私人の心の問題、には受け取れないのです。賽銭箱に小銭を投げ入れる風景もすべてあなたの政治行動を起こさせる宗教イデオロギーであることを見抜いています。まあ、あなたの大好きなアメリカの新聞、一度、手に取って見てください。
【ピピのお話しも聞いてください】
★いやーァ、良かったですね。昨日の党首一騎打ち。久しぶりにいい国会討論を見ました。民主党の前原誠司新代表にとっては、正にデビュー戦。得意とする安保・外交で、小泉首相を追い上げ、最後に「靖国参拝が、日中間の戦略的包括的取り決めの道筋を閉ざした」と攻め立てました。
★首相は「憲法19条に保障されている思想および良心の自由だ」と、まるで大学法学部生のような書生答弁。それも言うなら、先の大阪高裁の違憲判断で憲法論議、と言うのが聞いている側の感想でした。コトがそこに及ぶと、「どうしていけないのか聞きたい」とヒステリックに声を張り上げました。
★前原さんの一本勝ちですね。ただ、首相が言う「他国によって影響されるべきではない」が一般には人気があるようです。たしかに首相発言が繰り返される度に、国民の排外的なナショナリズムを呼び覚ましている感じもします。私は、ここがちょっと、気になります。
★そこで・・・・いま、幾つかの海外新聞の社説を拾い読みしています。 その一つをご紹介しましょう。
”Pointless Provocation in Tokyo”(東京での無意味な挑発)と題したこの社説は、その書き出しで、
小泉首相は度重なる靖国参拝で、"has now made a point of publicly embracing the worst traditions of Japanese militarism."とし、
(日本軍国主義の最悪の伝統を公的に受け入れることを明確にした)
★首相の靖国参拝は、
” a calculated affront to the descendants of those victimized by Japanese war crimes, as the leaders of China, Taiwan, South Korea and Singapore quickly made clear.”と断じています。
(中国、台湾、韓国、シンガポール諸国が迅速に明らかにした通り、非道な爪あとを残した日本の戦争犯罪の暴虐の犠牲になった者たちの子孫に対する計算された侮辱である)
★何と激烈な! 一見、シンガポール辺りの華僑系の英字紙か、と思われるかもしれませんが、実は、これ、アメリカの最有力紙『ニューヨーク・タイムズ』の10月18日付けの社説です。あのコイズミさんが大好きなアメリカの、です。なぜ、そうなのか? どんな理由を挙げているのか? チェックしてみますと、
★”The shrine and its accompanying museum promote an unapologetic view of Japan's atrocity-scarred rampages through Korea, much of China and Southeast Asia during the first few decades of the 20th century.といいます。
(靖国神社とその付属博物館は、20 世紀最初の数十年間を通じて、韓国、中国そして東南アジアに対して行った日本の残虐行為に反省・謝罪のない見解を増進させている)
★そして、コイズミ首相は、自らが為していることは明白に理解しており
、” brushing aside repeated protests by Asian diplomats and, this time, an adverse judgment from a Japanese court”、と強調しています。.
(アジア諸国外交官の繰り返しての抗議や、特に今回は、日本の裁判所が下した自分に不利な判決をも払いのけて)の行動であった
★最後に自らの行動で現在、最も大切な対中外交交渉がストップしている危機に言及し、国内右翼勢力の絶賛・拍手に酔っているうちに盛り上がる”反対勢力”。”
、Mr. Koizumi needs to face them down, just as he successfully faced down the party reactionaries who opposed his postal privatization plan. It is time for Japan to face up to its history”と皮肉たっぷり言葉で結んでいます。
(小泉首相は、郵政反対勢力に頭を下げさせたように彼らもそうさせる必要がある。日本は歴史に立ち向かわねばならぬ時が来た)
★コイズミさん。国内外、多くの常識人は、誰が見ても、あなたの行動は私人の心の問題、には受け取れないのです。賽銭箱に小銭を投げ入れる風景もすべてあなたの政治行動を起こさせる宗教イデオロギーであることを見抜いています。まあ、あなたの大好きなアメリカの新聞、一度、手に取って見てください。
【ピピのお話しも聞いてください】
by zenmz
| 2005-10-21 00:00