2005年 10月 28日
【5176】 深謀奇策 「スズメバチの蟻地獄」 |
【同文縦書き】(PDF80Kb)
★今朝、起床後、いつものようにピピを運動索に繋いで庭を一巡したら、植木にペットボトルがぶら下がっています。子供が悪戯したかナ、と思いながら、食卓へ。「ペットボトルが木にぶら下がっているが、知ってるか?」と老妻に訊ねたら・・・「アレ、私」 「何だ! 汚い」 「言わんトイテ。スズメバチ退治の仕掛けヤデ」
★ペットボトルの上部が少し切り取ってあります。中には酒と蜂蜜が。アルコールの揮発気体で誘い寄せ底に入れてある蜂蜜溶液に落ち込ませる作戦。昨夜、インターネットで検索して見つけたページのアイデアを頂戴し、早速、実験中だそうです。可哀想に、もう10匹近くが死んでいました。この妙案、確かに効果があります。
★今年の真夏、7月中旬のことでした。我が家の別棟・ゲストハウスに巣作りを始めたスズメバチ退治に大騒動しましたが、最近、秋の草花が開くようになると、また、ブンブン、大きな羽音を立てながら家の回りを飛び回るようになりました。
★何で? 今頃・・・もう寒くなるのに? 調べてみますと、10月中旬頃は丁度、交尾期だそうです。日中の暖かな日に、決まって午前中にオスバチとメスバチが交尾をして次世代の準備に入るそうです。それで相手を捜し求めて、派手に飛び回るのですね。
★ウチの老妻は人柄が割りに大らかなのですが、どういうわけか、コト、ゴキブリとスズメバチとなると、大騒動です。例えば、ゴキブリ。この辺りではゴキブリなど見ることもなかったのですが、最近は、時々、勝手口の隅を足早に通り過ぎ、瞬間に姿を消すようなことがあります。
★突然! ギャーッ! この静かな吉備高原に、ボリュームをいっぱいに上げた大音響の悲鳴が鳴り響きます。何事ならん、と、慌てて2階の書斎から走り降りると、私の二の腕を掴んで、「アレ、アレ、アンタ、好きヤロ、摘んで、どっかへ棄てて」 ティッシュで抓んで芥溜めへポイ。それだけのことなのに、何たる、このブザマナ。
★スズメバチも、そうです。目ざとく見つけると、遠くからコワゴワ眺めて、少しでも手前に動く気配を見せると、キャー。また私の出番です。私は割と無神経で、箒でたたき落とすのですが、「それは危険。スズメバチは賢いから報復攻撃に遭う」と、今度は猛烈に抗議します。助けてやって、文句を言われる、割りが合わないコトです。
★まあ、そういう次第で、この殲滅作戦に出たのでしょうが、可哀想なスズメバチ。このシーズンの悲劇を調べれば、調べるほど哀れです。交尾の後は、新女王バチは相手のオスバチを食べてたっぷりと栄養を蓄えてから冬眠の準備に入って行くのだそうです。食べられる働きバチの生命は誕生から2週間だけ。
★巣を維持するために女王バチは巣の中でたゆまなく卵を生み続けているのだそうです。働きバチは、巣造りの材料を集め、幼虫のえさ集め、女王バチの世話、巣の拡張など様々なことに労役を提供して死んで逝きます。その多くは、女王バチに食べられて・・・・
★調べれば、調べるほどに、己の姿を見るような不気味さを覚え、ゾッとします。
細かいデータや、もっと精緻を極めた学術的観察は【スズメバチの一生】でどうぞ・・・
★さればで御座る。 一言、最後にものをお訊ね申す。
人類男性なる御同役。 其処もとのご感慨や、如何に?
★今朝、起床後、いつものようにピピを運動索に繋いで庭を一巡したら、植木にペットボトルがぶら下がっています。子供が悪戯したかナ、と思いながら、食卓へ。「ペットボトルが木にぶら下がっているが、知ってるか?」と老妻に訊ねたら・・・「アレ、私」 「何だ! 汚い」 「言わんトイテ。スズメバチ退治の仕掛けヤデ」
★ペットボトルの上部が少し切り取ってあります。中には酒と蜂蜜が。アルコールの揮発気体で誘い寄せ底に入れてある蜂蜜溶液に落ち込ませる作戦。昨夜、インターネットで検索して見つけたページのアイデアを頂戴し、早速、実験中だそうです。可哀想に、もう10匹近くが死んでいました。この妙案、確かに効果があります。
★今年の真夏、7月中旬のことでした。我が家の別棟・ゲストハウスに巣作りを始めたスズメバチ退治に大騒動しましたが、最近、秋の草花が開くようになると、また、ブンブン、大きな羽音を立てながら家の回りを飛び回るようになりました。
★何で? 今頃・・・もう寒くなるのに? 調べてみますと、10月中旬頃は丁度、交尾期だそうです。日中の暖かな日に、決まって午前中にオスバチとメスバチが交尾をして次世代の準備に入るそうです。それで相手を捜し求めて、派手に飛び回るのですね。
★ウチの老妻は人柄が割りに大らかなのですが、どういうわけか、コト、ゴキブリとスズメバチとなると、大騒動です。例えば、ゴキブリ。この辺りではゴキブリなど見ることもなかったのですが、最近は、時々、勝手口の隅を足早に通り過ぎ、瞬間に姿を消すようなことがあります。
★突然! ギャーッ! この静かな吉備高原に、ボリュームをいっぱいに上げた大音響の悲鳴が鳴り響きます。何事ならん、と、慌てて2階の書斎から走り降りると、私の二の腕を掴んで、「アレ、アレ、アンタ、好きヤロ、摘んで、どっかへ棄てて」 ティッシュで抓んで芥溜めへポイ。それだけのことなのに、何たる、このブザマナ。
★スズメバチも、そうです。目ざとく見つけると、遠くからコワゴワ眺めて、少しでも手前に動く気配を見せると、キャー。また私の出番です。私は割と無神経で、箒でたたき落とすのですが、「それは危険。スズメバチは賢いから報復攻撃に遭う」と、今度は猛烈に抗議します。助けてやって、文句を言われる、割りが合わないコトです。
★まあ、そういう次第で、この殲滅作戦に出たのでしょうが、可哀想なスズメバチ。このシーズンの悲劇を調べれば、調べるほど哀れです。交尾の後は、新女王バチは相手のオスバチを食べてたっぷりと栄養を蓄えてから冬眠の準備に入って行くのだそうです。食べられる働きバチの生命は誕生から2週間だけ。
★巣を維持するために女王バチは巣の中でたゆまなく卵を生み続けているのだそうです。働きバチは、巣造りの材料を集め、幼虫のえさ集め、女王バチの世話、巣の拡張など様々なことに労役を提供して死んで逝きます。その多くは、女王バチに食べられて・・・・
★調べれば、調べるほどに、己の姿を見るような不気味さを覚え、ゾッとします。
細かいデータや、もっと精緻を極めた学術的観察は【スズメバチの一生】でどうぞ・・・
★さればで御座る。 一言、最後にものをお訊ね申す。
人類男性なる御同役。 其処もとのご感慨や、如何に?
by zenmz
| 2005-10-28 00:00