2005年 11月 07日
【5186】 成長続けるインターネット新聞 |
★以前にも一度、ご紹介しましたが、市民が記者になってニュースを送るインターネット新聞があります。『JANJAN』といいますが、元朝日新聞記者で、後、鎌倉市長をした竹内謙さんが2002年7月9日に設立した「日本インターネット新聞株式会社」が発行しています。竹内さんは鎌倉市長時代に記者クラブを廃止してマスコミのあり方に一石を投じた反骨の人。
★市民誰でも記者になってニュースを発信出来る新聞・・・・その発想は、韓国の市民メディア『OhmyNews』が韓国大統領選挙で実際に実用化して、既存の大新聞を凌駕する世論形成に成功して世界を驚かせました。日本で、それに学んで誕生したのが実は、竹内さんの『JANJAN』でした。このことは、6月に[5030] ユビキタス社会のマスコミ と題してご紹介しました。
★その『JANJAN』が、今月から新しい発想の「堺屋太一のビデオ・コラム」欄を設けて放映を開始しました。作家であり経済人でもある堺屋太一氏自身が、カメラの前で今現在思うことをありのままに語る動画連載です。第1回目は自己紹介を兼ねてこれまでの活動の軌跡を振り返り、半生を語りっています。
★10分35秒、ネット動画としてはかなり長時間ですが、経済人として(1)通商白書で提示した「水平分業論」 (2)担当することになった大阪万国博覧会の開催 (3)沖縄を観光地にする構想や、作家として(1)「近未来小説」という新しいジャンルを切り開いたエピソード (2)切り口を変えて見た歴史小説の試み (3)堺屋流経済理論の展開などを情熱的に語っています。
★このビデオコラムは、毎月1回、堺屋太一さんが話題を変えて語るようですが、ブログで「新聞とテレビの融合」を試みる一つの試みとして非常に興味深いです。是非、一度、ご覧になるようお薦めいたします。
★それにしても、竹内さんの【市民記者によるインターネット新聞】 誕生して僅か3年で素晴らしい成長を遂げました。言論の自由確保のため、NPO型株式会社『日本インターネット新聞(JIN)社』を設立しましたが、資本金1億5千万円もたちどころに調達。取締役に毎日新聞顧問で政治評論家の岩見隆夫さんや顧問に元高検検事・現さわやか福祉財団理事長の堀田力さんなど錚々たるメンバーを迎えています。
★その編集方針は非常にユニークです。登録すれば、原則、だれでも「市民記者」になれて、身近なニュースを発信できる”気楽さ”と、それを掲載する自由度はかなり保証されています。ですから率直に感想を言えば、ものによって”玉石混交”の印象も受けます。それを防ぐため、別に専門の編集部員を採用して記事のチェックや補強手当に当たっているようです。それらの取り組み自体、大いに評価すべきでしょう。
★もう一つ、特記すべき特徴が、あります。それは、「市民記者文章講座」です。ニュース発信したいけど文章が・・・という市民に毎月1回、その月の課題テーマについて”記事”を書いてもらい、それを通信で添削指導をするのです。3回程度の手直し指導をして、指導者が「完成した」と判断した段階で『JANJAN』ウエッブに掲載するのです。
★私個人として愛読しているページは、先ず第一に「特集・憲法」欄です。私が現在、最も関心を抱いて日々、チェックしているのは憲法改正問題ですが、ここの特集は、▽日本国憲法に関する主要リンク集▽憲法世論調査 ▼メディア報道 ▼国会での動き 憲法調査会 ▼政党・政治家による発表 ▼「憲法」を知るための資料 ▼市民団体・個人サイト ▼新聞社社説 ▼国民投票法案について ■国会ウオッチ《連載》永田町ローバーなどの項目を設けて、それぞれ最新動向を伝える記事・資料を掲載してくれます。
★ ニュース欄の整理は、8カテゴリーの分野別に整理されていますが、更に「今日のマスコミ」欄では、毎日、その日の主要紙の主要記事要約を手際よく編集して、その日の出来事が一目で分かる工夫があります。半年分のバックナンバーもクリックだけで戻って確認できます。韓国、中国、イラクの国別ニュースも毎日、チェック出来ます。
★ユニークなのは、それらのニュースに対する評論です。それこそ個々にそれぞれに詳しい専門家たちがユニークな評価を遠慮会釈無く加え、それがそのまま紙面化されています。オツに澄まし顔の大新聞では絶対に出来ない、いやさせないでしょうね。
★どんどん成長を続けるブログ新聞『JANJAN』。6月にご紹介した後の様子を今日、改めてご紹介いたします。
◎ 今日は、ピピの話も聞いてやってください。
【同文縦書】(PDF9kb)
(お薦め) ●「PDFファイル」は、現在、ご使用のブラウザで直に開くのではなく、一旦、ハードディスクに保存して下さい。その後、ダウンロードしたPDFファイルをクリックしてご覧下さい。
◆方法は、ポインターをリンク上に置く→→マウスの右ボタンを押し→→「対象をファイルに保存」を選んでクリックするとハードディスクにダウンロード出来ます。(その際、ダウンロード先の場所指定を忘れないでください。デスクトップが一番、便利です)
★市民誰でも記者になってニュースを発信出来る新聞・・・・その発想は、韓国の市民メディア『OhmyNews』が韓国大統領選挙で実際に実用化して、既存の大新聞を凌駕する世論形成に成功して世界を驚かせました。日本で、それに学んで誕生したのが実は、竹内さんの『JANJAN』でした。このことは、6月に[5030] ユビキタス社会のマスコミ と題してご紹介しました。
★その『JANJAN』が、今月から新しい発想の「堺屋太一のビデオ・コラム」欄を設けて放映を開始しました。作家であり経済人でもある堺屋太一氏自身が、カメラの前で今現在思うことをありのままに語る動画連載です。第1回目は自己紹介を兼ねてこれまでの活動の軌跡を振り返り、半生を語りっています。
★10分35秒、ネット動画としてはかなり長時間ですが、経済人として(1)通商白書で提示した「水平分業論」 (2)担当することになった大阪万国博覧会の開催 (3)沖縄を観光地にする構想や、作家として(1)「近未来小説」という新しいジャンルを切り開いたエピソード (2)切り口を変えて見た歴史小説の試み (3)堺屋流経済理論の展開などを情熱的に語っています。
★このビデオコラムは、毎月1回、堺屋太一さんが話題を変えて語るようですが、ブログで「新聞とテレビの融合」を試みる一つの試みとして非常に興味深いです。是非、一度、ご覧になるようお薦めいたします。
★それにしても、竹内さんの【市民記者によるインターネット新聞】 誕生して僅か3年で素晴らしい成長を遂げました。言論の自由確保のため、NPO型株式会社『日本インターネット新聞(JIN)社』を設立しましたが、資本金1億5千万円もたちどころに調達。取締役に毎日新聞顧問で政治評論家の岩見隆夫さんや顧問に元高検検事・現さわやか福祉財団理事長の堀田力さんなど錚々たるメンバーを迎えています。
★その編集方針は非常にユニークです。登録すれば、原則、だれでも「市民記者」になれて、身近なニュースを発信できる”気楽さ”と、それを掲載する自由度はかなり保証されています。ですから率直に感想を言えば、ものによって”玉石混交”の印象も受けます。それを防ぐため、別に専門の編集部員を採用して記事のチェックや補強手当に当たっているようです。それらの取り組み自体、大いに評価すべきでしょう。
★もう一つ、特記すべき特徴が、あります。それは、「市民記者文章講座」です。ニュース発信したいけど文章が・・・という市民に毎月1回、その月の課題テーマについて”記事”を書いてもらい、それを通信で添削指導をするのです。3回程度の手直し指導をして、指導者が「完成した」と判断した段階で『JANJAN』ウエッブに掲載するのです。
★私個人として愛読しているページは、先ず第一に「特集・憲法」欄です。私が現在、最も関心を抱いて日々、チェックしているのは憲法改正問題ですが、ここの特集は、▽日本国憲法に関する主要リンク集▽憲法世論調査 ▼メディア報道 ▼国会での動き 憲法調査会 ▼政党・政治家による発表 ▼「憲法」を知るための資料 ▼市民団体・個人サイト ▼新聞社社説 ▼国民投票法案について ■国会ウオッチ《連載》永田町ローバーなどの項目を設けて、それぞれ最新動向を伝える記事・資料を掲載してくれます。
★ ニュース欄の整理は、8カテゴリーの分野別に整理されていますが、更に「今日のマスコミ」欄では、毎日、その日の主要紙の主要記事要約を手際よく編集して、その日の出来事が一目で分かる工夫があります。半年分のバックナンバーもクリックだけで戻って確認できます。韓国、中国、イラクの国別ニュースも毎日、チェック出来ます。
★ユニークなのは、それらのニュースに対する評論です。それこそ個々にそれぞれに詳しい専門家たちがユニークな評価を遠慮会釈無く加え、それがそのまま紙面化されています。オツに澄まし顔の大新聞では絶対に出来ない、いやさせないでしょうね。
★どんどん成長を続けるブログ新聞『JANJAN』。6月にご紹介した後の様子を今日、改めてご紹介いたします。
◎ 今日は、ピピの話も聞いてやってください。
【同文縦書】(PDF9kb)
(お薦め) ●「PDFファイル」は、現在、ご使用のブラウザで直に開くのではなく、一旦、ハードディスクに保存して下さい。その後、ダウンロードしたPDFファイルをクリックしてご覧下さい。
◆方法は、ポインターをリンク上に置く→→マウスの右ボタンを押し→→「対象をファイルに保存」を選んでクリックするとハードディスクにダウンロード出来ます。(その際、ダウンロード先の場所指定を忘れないでください。デスクトップが一番、便利です)
by zenmz
| 2005-11-07 00:00
| ネット考現学