2006年 02月 07日
【6041】 食を囲んで深まるマラッカ風友情 |
★ 「アワ、スダ、マカン?」」 (もう食事済んだ?) 知人と出会うと、先ず交わす挨拶。マラッカの人は、本当に食事を共にすることを大切にしているようです。友情は、「百の議論より、1回の会食」 本当にその通り、納得できるマレーシア人の経験則ですね。我が老夫妻、50年の結婚生活で培った内外友人との親交もそれが基調でした。
★ 「親しい友人をご紹介したいと思います。今夜、中華料理をご一緒に」 モリーさんからまた、ご招待の電話です。17歳、高校生と言う一人息子を連れて現れたのは、コ・リンテンさん。モリーさんとほぼ同年齢とお見受けしました。ご主人は都市開発会社の経営者、リンテンさんも印刷会社を経営しているキャリア・ウーマンです。「私、35年前に日本政府の招待で”青年の船”に参加し、京都の陶芸家の家でホームステイしました」 そのとき、習った日本語もかなり覚えていて、早速、老妻と愉快な会話が始まりました。
★ いつものことながらモリーさんが連れていってくださるレストランはどこもすばらしいです。やはり地元の方でないと、このような”穴場”は絶対に見つけることは出来ないだろうと思います。帰りに店の看板を見たら Restaurant VALLEY SQUARE とありました。 街の中心部から少し離れているので徒歩では無理。観光客はあまり近寄らない場所のようです。ともかくボリュームたっぷり、味抜群。言うことなしの絶品でした。
★ それから、ドライブ。先ず、有名なポルトガル人居住地のレストラン街を遊歩。「夕食後は、戸外のパブ・バーで音楽を聴きながらくつろぐのがマレーシア風です。どんな所か、行ってみましょうか?」 有名なマラッカ川は街の中心を蛇行した後、マラッカ海峡に注ぎ込んでいます。河口付近で急に大きく口を開けたような地形になっていて、その西岸側にきちんと区画整理された住宅団地が伸びています。「そこが私の家」 リンデンさんが指さした先はかなり高級な住宅を思わせるたたずまいでした。
★ 大きな橋を渡ってマラッカ川の西岸地区一帯に入ると、街の佇まいが変わります。海岸沿いにはずらりと海鮮料理店が並び、その間に割り込むように大きなステージを設けてアーティストたちが音楽の競演をして見せています。「このような野外パブがあちこちにたくさん、あって、潮風に吹かれながら深夜まで楽しむのがマラッカ風です」 リンデンさんはわざわざウエイトレスを呼び、私たちのために「シンガーに日本歌曲を歌わせて」と注文をつけてくれました。カラオケなど一度も行ったことがない私ですが、やはり「郷に入りては郷に従う」ですね。不思議に心に沈むいい歌でした。
★ 明けて2月7日の今朝、ブキ・チナ近くにある市場に初めて行きました。老妻が「魚介類を売っているお店がないか?」とお尋ねしたのがきっかけ。「孫のジャスリンを学校に送り届けた後、そちらに回ります」とモリーさんが車を回して下さって、初ショッピング。肉・野菜・魚・果物など多彩な食材がいっぱい並んだ市場でした。我々のアパートから直線に行けば、朝の散歩コースです。
★ アパートからは北へ片道1,5キロ近くあります。「往復3キロ、ちょうどいい朝の散歩道」 咄嗟に頭にひらめきました。この10日間、散歩を忘れています。岡山の場合、犬がいるので、どうしても出かけなくてはならない事情が先立ちます。結果として一日も欠かさず5,6キロの散歩でしたが、こちらに来てからは、少々、運動不足です。
★ 老妻の思惑は全く別な所にあります。早速、あれこれ食材選び。特に今、何を買い求めると言うのでもありません。ここでどんな食材、特に魚介類が得られるのか? それを丹念にチェックしています。「未だ、だれにも言わんトイテヤ。一辺、モリーさん一家を日本料理に招きたいのヤ」 市場は? 魚介類のあるイチバはこの辺にないの? 何回も独り言を言っていたワケが分かりました。とりあえず今日は、”実験”素材を。お毒味役は当然、私に回ってきます。
★ 私も協力し、朝の散歩を兼ねて、これから食材吟味の手伝いをすることにしましょう。それには、少々、早起きの心得も大切です。「この市場は朝6時に開いて9時頃まで・・・それを過ぎると、品数はうんと減りますよ。11時には閉店」 マラッカの肝っ玉カアチャンがそう説明してくれました。
★ 「親しい友人をご紹介したいと思います。今夜、中華料理をご一緒に」 モリーさんからまた、ご招待の電話です。17歳、高校生と言う一人息子を連れて現れたのは、コ・リンテンさん。モリーさんとほぼ同年齢とお見受けしました。ご主人は都市開発会社の経営者、リンテンさんも印刷会社を経営しているキャリア・ウーマンです。「私、35年前に日本政府の招待で”青年の船”に参加し、京都の陶芸家の家でホームステイしました」 そのとき、習った日本語もかなり覚えていて、早速、老妻と愉快な会話が始まりました。
★ いつものことながらモリーさんが連れていってくださるレストランはどこもすばらしいです。やはり地元の方でないと、このような”穴場”は絶対に見つけることは出来ないだろうと思います。帰りに店の看板を見たら Restaurant VALLEY SQUARE とありました。 街の中心部から少し離れているので徒歩では無理。観光客はあまり近寄らない場所のようです。ともかくボリュームたっぷり、味抜群。言うことなしの絶品でした。
★ それから、ドライブ。先ず、有名なポルトガル人居住地のレストラン街を遊歩。「夕食後は、戸外のパブ・バーで音楽を聴きながらくつろぐのがマレーシア風です。どんな所か、行ってみましょうか?」 有名なマラッカ川は街の中心を蛇行した後、マラッカ海峡に注ぎ込んでいます。河口付近で急に大きく口を開けたような地形になっていて、その西岸側にきちんと区画整理された住宅団地が伸びています。「そこが私の家」 リンデンさんが指さした先はかなり高級な住宅を思わせるたたずまいでした。
★ 大きな橋を渡ってマラッカ川の西岸地区一帯に入ると、街の佇まいが変わります。海岸沿いにはずらりと海鮮料理店が並び、その間に割り込むように大きなステージを設けてアーティストたちが音楽の競演をして見せています。「このような野外パブがあちこちにたくさん、あって、潮風に吹かれながら深夜まで楽しむのがマラッカ風です」 リンデンさんはわざわざウエイトレスを呼び、私たちのために「シンガーに日本歌曲を歌わせて」と注文をつけてくれました。カラオケなど一度も行ったことがない私ですが、やはり「郷に入りては郷に従う」ですね。不思議に心に沈むいい歌でした。
★ 明けて2月7日の今朝、ブキ・チナ近くにある市場に初めて行きました。老妻が「魚介類を売っているお店がないか?」とお尋ねしたのがきっかけ。「孫のジャスリンを学校に送り届けた後、そちらに回ります」とモリーさんが車を回して下さって、初ショッピング。肉・野菜・魚・果物など多彩な食材がいっぱい並んだ市場でした。我々のアパートから直線に行けば、朝の散歩コースです。
★ 老妻の思惑は全く別な所にあります。早速、あれこれ食材選び。特に今、何を買い求めると言うのでもありません。ここでどんな食材、特に魚介類が得られるのか? それを丹念にチェックしています。「未だ、だれにも言わんトイテヤ。一辺、モリーさん一家を日本料理に招きたいのヤ」 市場は? 魚介類のあるイチバはこの辺にないの? 何回も独り言を言っていたワケが分かりました。とりあえず今日は、”実験”素材を。お毒味役は当然、私に回ってきます。
★ 私も協力し、朝の散歩を兼ねて、これから食材吟味の手伝いをすることにしましょう。それには、少々、早起きの心得も大切です。「この市場は朝6時に開いて9時頃まで・・・それを過ぎると、品数はうんと減りますよ。11時には閉店」 マラッカの肝っ玉カアチャンがそう説明してくれました。
by zenmz
| 2006-02-07 19:50