2006年 03月 15日
【6066】 春を呼び覚ますフキノトウ |
★ 「今年はちょっと遅れたケド、採取に行ってみようか?」 小春日和を思わせる今日の午後、老妻がフキノトウを探しに行こう、と誘いました。二人とも大風邪を引いた後、ようやく咳も治まり、平常生活を取り戻したところです。健康回復の確認も兼ねて、毎年、訪れる大平山中腹の”穴場”へ出かけました。
★ 毎年2月、雪解けを待たずにここに顔を出すフキノトウ。これまで行けば必ず豊作でしたが、今年は先客が見事に刈り取り、土を掘り返した跡だけが残っていました。収穫はほとんどゼロ。あきらめ切れず、次の”穴場”である加茂川の国有林の谷川に回りましたが・・・・残念ながら、こちらも丸ボウズです。
★ それでも、あちこち拾い集めると、小さなザル1盛りほど採れました。一つずつ丁寧に摘み取ると、その度に独特の芳香が春の息吹を感じさせます。冬眠から目覚めた熊は先ずフキノトウを食べる、との言い伝えがありますが、熊だけではありません。私たち人間にとってもフキノトウは春の訪れを呼び覚ます味覚の王者です。「これだけあれば、十分。佃煮にしましょう」 また1週間もすれば、谷川沿いの堤防に膨らみがいっぱい出てきます。今日は2時間ほどで帰宅。
★ 吉備高原に住む一つの幸せは、中国山系南斜面に育つ豊かな野菜と山菜に恵まれていることです。瀬戸内海の海の幸と合わせて、採れたてをナマで食する四季の旬の味。春夏秋冬・・・・春、夏、秋、冬それぞれに豊かな恵みをいただく食生活の幸せを感じます。
★ 中でも、余所ではちょっと調達できないフキノトウ。実を言えば、我が家の庭のあちこちに自生しています。3月1日にマラッカから戻ると直ぐに、老妻は、頭を覗かせている蕾を摘み取り、フキノトウの佃煮やフキノトウ味噌を作りました。その美味しかったこと。2度の食事ですべて平らげ、また物寂しい感じがするので、今日の採取になりました。
★ 「こんな美味しいもの・・・外国の人は食べないのね?」 老妻がつぶやいています。そう言えば、これまでのお付き合いの中で外国の方々がフキノトウを食された話を聞いたこともありません。フキも食する習慣はないのだろう、と思います。「フキノトウは日本の山野だけに自生する山菜だから日本以外にはないのだろう」と受け答えしましたが・・・・真偽のほどは分かりません。
★ でも・・・・「こんなに美味しい春の味覚を・・・」 この味を知らない民族を不幸に思いますね。3月末までにもう一度はフキノトウ採取に出かけたいと思っています。
★ 毎年2月、雪解けを待たずにここに顔を出すフキノトウ。これまで行けば必ず豊作でしたが、今年は先客が見事に刈り取り、土を掘り返した跡だけが残っていました。収穫はほとんどゼロ。あきらめ切れず、次の”穴場”である加茂川の国有林の谷川に回りましたが・・・・残念ながら、こちらも丸ボウズです。
★ それでも、あちこち拾い集めると、小さなザル1盛りほど採れました。一つずつ丁寧に摘み取ると、その度に独特の芳香が春の息吹を感じさせます。冬眠から目覚めた熊は先ずフキノトウを食べる、との言い伝えがありますが、熊だけではありません。私たち人間にとってもフキノトウは春の訪れを呼び覚ます味覚の王者です。「これだけあれば、十分。佃煮にしましょう」 また1週間もすれば、谷川沿いの堤防に膨らみがいっぱい出てきます。今日は2時間ほどで帰宅。
★ 吉備高原に住む一つの幸せは、中国山系南斜面に育つ豊かな野菜と山菜に恵まれていることです。瀬戸内海の海の幸と合わせて、採れたてをナマで食する四季の旬の味。春夏秋冬・・・・春、夏、秋、冬それぞれに豊かな恵みをいただく食生活の幸せを感じます。
★ 「こんな美味しいもの・・・外国の人は食べないのね?」 老妻がつぶやいています。そう言えば、これまでのお付き合いの中で外国の方々がフキノトウを食された話を聞いたこともありません。フキも食する習慣はないのだろう、と思います。「フキノトウは日本の山野だけに自生する山菜だから日本以外にはないのだろう」と受け答えしましたが・・・・真偽のほどは分かりません。
★ でも・・・・「こんなに美味しい春の味覚を・・・」 この味を知らない民族を不幸に思いますね。3月末までにもう一度はフキノトウ採取に出かけたいと思っています。
by zenmz
| 2006-03-15 22:51