2006年 04月 11日
【6087】 中国茶にはまった! |
★ 今年2月にマレーシアの歴史都市・マラッカに一ヶ月間、滞在しました。単なる旅行ではなく、”住民”として、土地に根ざした生活体験をしてみたい、と思いましたので、サービス・アパート(日本のマンション)をお借りして、その大家さんを中心に交友範囲を広げ、大変、有意義な経験をしました。予想以上に快適でしたので、これから毎年、冬の日本を逃げ出して年末・年始を挟んで2~3ヶ月間、マラッカで避寒生活したい、と思っています。
★ 一番、心に残るのは、仲良くなった皆さんが私たちの金婚式を祝って下さり、プレゼントとして中国茶の茶道具一式を記念にいただいたことです。私たち夫婦は、紅茶党で、マレーシア名産「ボー・ティ」に目がないのですが、「それもいいけどこれからは、中国茶を。お茶は中国茶が一番」と2家族が、デザインの異なった茶器セットをプレゼントして下さいました。
★ しかし中国茶は初めてです。一見、ゴチャゴチャと小道具が並んでいるのを見て、私たちはちょっと怖じけ付きました。こんな贈り物を頂戴するとは予想もしていませんでした。そんな私たちを見て、現地の皆さんは、口々に、 「ナァーニ、お茶なんて、難しく考えるコト、ナイヨ。要するに美味しく飲めばいいのサ。自分が美味しいと思う味を作るのが中国茶。難しいことは何もない」
★ 折角だから、と帰国前に現地の茶房で高級品と言うお茶を2種買い求めて来ました。そのとき、一応、「このようにして」と、店の女主人から即席で中国風お手前の手ほどきだけは受けましたので、それを思い出しながら、見よう見まねで点てているのですが、確かに違った味です。高尚な香りが漂い、美味です。
★ 「こんなに番茶を飲むような飲み方していていいの? お店の人も言ってたけど、これ、かなり高級品よ。とっても高かったように思う。もうちょと点て方、研究してみようか」・・・最近になって、老妻の指摘を受け、「それもそうだ」と、インターネットで探し回りました。そしてビックリ。
★ いつも愛用のGoogle で「中国茶」だけで検索すると、50万件を超えるURL一覧が出ます。スゴイ数の愛好家がいて、商売も大繁盛です。とりあえず必要な「飲み方」に絞ってみても、99.700件。最初のページに示されたURLをいくつかクリックして読んで見ました。が、またビックリ。その拘り方、もうモーレツと言う他、ありません。
★ ”ナァーニ、お茶なんて、難しく考えるコト、ナイヨ”どころか、お茶の愛好家は、皆さん、全員が確固たる信念をお持ちで、すべての技法に重要な意義付けをなさっています。深いのですね。本当に驚きました。
★ まあ、一応、一番、総合的にまとまっていると思う老地方茶坊『中国茶の世界』と言う風格のあるページに決めてじっくり勉強することにしました。先ず、お茶を美味しく点てるポイント「泡茶3要素」 (1) 茶量標準 150ccのお湯に対して3グラムの茶葉 (2) お湯の温度は「強火で沸騰直前」 沸騰させすぎると、水が老けて「水老」(死水)で茶に不適。これは、よく分かります。紅茶も同じです。(3)大切なのは茶を浸ける時間 【5グラム弱の緑茶に200ccの低温(75~80度)で出すなら蓋して3、4分ぐらい】が参考値だそうです。
★ ここから先の結論は、何と、現地の皆さんが口々にアドバイスして下さったとおり。「難しく考えるコト、ナイヨ。要するに美味しく飲めばいいのサ。自分が美味しいと思う味を作るのが中国茶」 早い話、一番、難しい(3)のお茶を浸ける時間で言えば、それは、「お茶の種類、量、温度と茶具のサイズなどによってすべて異なる」 お茶の温度も茶葉の種類ですべて異なる。ましてや”絶妙の味”まで来ると、人の数ほど千差万別。結局、自分で極める他無い。ナルホド! です。
★ そうは言っても、他のページを見ると、は、今から1200年以上もの昔、唐の文人、陸羽(りくう)が茶の極意をきわめて『茶經』を著し、およそ茶を志すものは、この「茶聖」「茶神」と尊ばれる陸羽から学ばねばならぬ、とも主張されています。ちょっと拾い読みしても禅宗とも深い関わりがあり、中国茶にもその背骨には厳しい「茶道」があることも理解できます。
★ まあ、理屈を超えて、中国茶も、実に美味です。これから、毎日、毎日、楽しみ、楽しみながら伝統を遡ってその深い奥義を確かめたいと思います。また、一つ、日常の楽しみが増えました。中国茶はいいです。何よりも美味しい。何か紅茶から中国茶に転向してしまいそうです。
★ しかし中国茶は初めてです。一見、ゴチャゴチャと小道具が並んでいるのを見て、私たちはちょっと怖じけ付きました。こんな贈り物を頂戴するとは予想もしていませんでした。そんな私たちを見て、現地の皆さんは、口々に、 「ナァーニ、お茶なんて、難しく考えるコト、ナイヨ。要するに美味しく飲めばいいのサ。自分が美味しいと思う味を作るのが中国茶。難しいことは何もない」
★ いつも愛用のGoogle で「中国茶」だけで検索すると、50万件を超えるURL一覧が出ます。スゴイ数の愛好家がいて、商売も大繁盛です。とりあえず必要な「飲み方」に絞ってみても、99.700件。最初のページに示されたURLをいくつかクリックして読んで見ました。が、またビックリ。その拘り方、もうモーレツと言う他、ありません。
★ ”ナァーニ、お茶なんて、難しく考えるコト、ナイヨ”どころか、お茶の愛好家は、皆さん、全員が確固たる信念をお持ちで、すべての技法に重要な意義付けをなさっています。深いのですね。本当に驚きました。
★ まあ、一応、一番、総合的にまとまっていると思う老地方茶坊『中国茶の世界』と言う風格のあるページに決めてじっくり勉強することにしました。先ず、お茶を美味しく点てるポイント「泡茶3要素」 (1) 茶量標準 150ccのお湯に対して3グラムの茶葉 (2) お湯の温度は「強火で沸騰直前」 沸騰させすぎると、水が老けて「水老」(死水)で茶に不適。これは、よく分かります。紅茶も同じです。(3)大切なのは茶を浸ける時間 【5グラム弱の緑茶に200ccの低温(75~80度)で出すなら蓋して3、4分ぐらい】が参考値だそうです。
★ ここから先の結論は、何と、現地の皆さんが口々にアドバイスして下さったとおり。「難しく考えるコト、ナイヨ。要するに美味しく飲めばいいのサ。自分が美味しいと思う味を作るのが中国茶」 早い話、一番、難しい(3)のお茶を浸ける時間で言えば、それは、「お茶の種類、量、温度と茶具のサイズなどによってすべて異なる」 お茶の温度も茶葉の種類ですべて異なる。ましてや”絶妙の味”まで来ると、人の数ほど千差万別。結局、自分で極める他無い。ナルホド! です。
★ そうは言っても、他のページを見ると、は、今から1200年以上もの昔、唐の文人、陸羽(りくう)が茶の極意をきわめて『茶經』を著し、およそ茶を志すものは、この「茶聖」「茶神」と尊ばれる陸羽から学ばねばならぬ、とも主張されています。ちょっと拾い読みしても禅宗とも深い関わりがあり、中国茶にもその背骨には厳しい「茶道」があることも理解できます。
★ まあ、理屈を超えて、中国茶も、実に美味です。これから、毎日、毎日、楽しみ、楽しみながら伝統を遡ってその深い奥義を確かめたいと思います。また、一つ、日常の楽しみが増えました。中国茶はいいです。何よりも美味しい。何か紅茶から中国茶に転向してしまいそうです。
by zenmz
| 2006-04-11 19:16
| 健康・医療