2006年 07月 22日
【6200】 童謡「夕日」に葛原勾当を想う |
★ この写真は、私の書斎の窓から見える吉備高原の夕日です。私が住む吉備高原は、備前、備中の中国山脈南丘陵沿いに東西に広がり、西の先は備後・福山に繋がっています。私の位置で、この太陽が沈む辺りが、「ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む」で始まる、あの懐かしい童謡「夕日」を生んだ福山市神辺町八尋地方です。
ここで夕日を見ると、いつもその麗しい八尋を想います。
★ 童謡作詞家として有名な葛原しげる氏(1886~1961)は、神辺・八尋で生まれ、育ちました。今年は、葛原しげる生誕120年というので、今日(7月22日)出身地である神辺町の神辺文化会館で記念コンサート「かがやけ夕日 ニコピン先生の心伝えて」が開かれることになっています。地元の高校長を長年務め、教育者でもあった葛原しげる氏は、「子どもはいつもニコニコピンピンと元気でなくては」が口癖だったことから地元では誰もが親しみを込めて”ニコピン先生”と呼んでいます。先生の晩年、一度、親しくお目にかかりましたが、本当に素晴らしい方でした。
★ 葛原しげる氏が創った童謡は3000以上もあると言われます。代表作の「夕日」の詩は最初、「きんきんきらきら」だったが、当時、小学校2年生になったばかりの長女に「夕日は ぎんぎんぎらぎらでしょう」と言われて変更し、それで、強い生命力を感じさせる名作となった、というエピソードが残っています。この他、幼稚園から小中学校、大学まで”ニコピン先生”が作詞された校歌は400校。本当に子どもを愛した教育者でした。
ここで夕日を見ると、いつもその麗しい八尋を想います。
ぎんぎん ぎらぎら 夕日が沈む
ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む
まっかっかっか 空の雲
みんなのお顔も まっかっか
ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む
ぎんぎん ぎらぎら 夕日が沈む
ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む
烏(からす)よ お日を 追っかけて
まっかに染まって 舞って来い
ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む
★ 童謡作詞家として有名な葛原しげる氏(1886~1961)は、神辺・八尋で生まれ、育ちました。今年は、葛原しげる生誕120年というので、今日(7月22日)出身地である神辺町の神辺文化会館で記念コンサート「かがやけ夕日 ニコピン先生の心伝えて」が開かれることになっています。地元の高校長を長年務め、教育者でもあった葛原しげる氏は、「子どもはいつもニコニコピンピンと元気でなくては」が口癖だったことから地元では誰もが親しみを込めて”ニコピン先生”と呼んでいます。先生の晩年、一度、親しくお目にかかりましたが、本当に素晴らしい方でした。
★ 葛原しげる氏が創った童謡は3000以上もあると言われます。代表作の「夕日」の詩は最初、「きんきんきらきら」だったが、当時、小学校2年生になったばかりの長女に「夕日は ぎんぎんぎらぎらでしょう」と言われて変更し、それで、強い生命力を感じさせる名作となった、というエピソードが残っています。この他、幼稚園から小中学校、大学まで”ニコピン先生”が作詞された校歌は400校。本当に子どもを愛した教育者でした。
by zenmz
| 2006-07-22 00:00
| 言霊