2007年 06月 06日
【7225】 皺が寄るまでまめに暮らす |
★ 「男子厨房に入らず」で育った昭和ヒトケタですが、時折、台所に立ち寄ります。特に目的があってのことではありません。何となく気になる「今日のおかずは?」 ただ、その偵察に居間に行くのを迂回するだけなのですが・・・ いつも決まってボウルで水泳しているのが豆。
★ 我が家では、豆料理を欠かすことがありません。老妻は煮物、サラダに必ず豆を使っています。特に老妻は、イラン料理が好きで、週に1~2回はイラン料理をしてくれるのですが、この時は、米にレンズ豆をたっぷり入れて一緒に炊いた「ポロ」が主食。これに豆腐や”オアゲ”などが毎日、ついて来ますから随分、豆を食べていますね。
★ 私は、あまり凝った料理より、単純に未熟大豆を枝ごと収穫し茹でると枝豆が一番、好きです。ただ絶対に食べないのが納豆。あの納豆菌は私の腎臓病に禁忌なのです。元々、あまり好まなかったところへドクター・ストップ。「体にいいのに・・・」と何とか食べさせようとしていた老妻の執拗さを封ずることが出来ました。
★ 枝豆をつまみながら思うこと。何と、私たち日本人は、豆と付き合いの深い食生活をしていることでしょう。納豆だけではありません。麹菌で発酵させて醤油・味噌、熟したダイズを搾って豆乳、その残りはおから、これは特に老妻の自慢の料理です。たしかに美味い。
★ 豆乳を温めれば湯葉、固めると豆腐、豆腐を揚げると「油揚げ」「厚揚げ」、焼くと「焼き豆腐」、”オアゲ”です。凍らせて「凍り(高野)豆腐」。ダイズを搾ると大豆油、煎って粉にするときな粉・・・・そうそう、忘れていました。毎日のように食べている「豆モヤシ」 野菜とばかり思い込んでいましたが・・・それ、と気づけば豆でしたね。
昔から耳に馴染んでいる格言:
《皺が寄るまでまめに暮らす》
★ ホンマ! 病気もせずに75歳。元気なもんだ!
つい老妻の横顔を眺めてしまいます。が、どうやら、この格言の意味を取り違えているようです。「まめ」は、「元気」ではなく「勤勉」と理解すべきだ、とか!
ここは是非、辻啓介博士にご解説を・・・
★ ホホーぅ! なかなか味なお話ですね。私が住む、この岡山・吉備高原一帯は、世に知られた黒豆の産地。その”黒い”「皮一重」が随分、貴重なものであること、初めて知りました。朝からいい学問をしましたね。目覚めがいいです。
これから朝食。食事の会話にいいネタを頂戴しました。早速、老妻に語り告ぎましょう。
★ 我が家では、豆料理を欠かすことがありません。老妻は煮物、サラダに必ず豆を使っています。特に老妻は、イラン料理が好きで、週に1~2回はイラン料理をしてくれるのですが、この時は、米にレンズ豆をたっぷり入れて一緒に炊いた「ポロ」が主食。これに豆腐や”オアゲ”などが毎日、ついて来ますから随分、豆を食べていますね。
★ 私は、あまり凝った料理より、単純に未熟大豆を枝ごと収穫し茹でると枝豆が一番、好きです。ただ絶対に食べないのが納豆。あの納豆菌は私の腎臓病に禁忌なのです。元々、あまり好まなかったところへドクター・ストップ。「体にいいのに・・・」と何とか食べさせようとしていた老妻の執拗さを封ずることが出来ました。
★ 枝豆をつまみながら思うこと。何と、私たち日本人は、豆と付き合いの深い食生活をしていることでしょう。納豆だけではありません。麹菌で発酵させて醤油・味噌、熟したダイズを搾って豆乳、その残りはおから、これは特に老妻の自慢の料理です。たしかに美味い。
★ 豆乳を温めれば湯葉、固めると豆腐、豆腐を揚げると「油揚げ」「厚揚げ」、焼くと「焼き豆腐」、”オアゲ”です。凍らせて「凍り(高野)豆腐」。ダイズを搾ると大豆油、煎って粉にするときな粉・・・・そうそう、忘れていました。毎日のように食べている「豆モヤシ」 野菜とばかり思い込んでいましたが・・・それ、と気づけば豆でしたね。
昔から耳に馴染んでいる格言:
《皺が寄るまでまめに暮らす》
★ ホンマ! 病気もせずに75歳。元気なもんだ!
つい老妻の横顔を眺めてしまいます。が、どうやら、この格言の意味を取り違えているようです。「まめ」は、「元気」ではなく「勤勉」と理解すべきだ、とか!
ここは是非、辻啓介博士にご解説を・・・
○ この「まめ」には、「大豆」と「勤勉」の両義が含まれている。高齢になるまで大豆を食べて勤勉に暮らせ、という戒めである。
○ 大豆の効用は実に多い。先ず高齢者の脳機能に有効なレシチンが多量に含まれており、この中のコリンは、今、大問題になっている認知症予防に効能がある。
○ 関西では、オセチ料理に黒豆をふっくらと煮る。関東では皺が寄るまで固く煮る。料理法が違っていても、黒豆の栄養価は高い。
○ 黒豆の皮には黒色色素のクリサンテミンがあり、酸化防止や疫病予防に絶大な効果がある。この点、黄色い大豆と「皮一重」の違いがある。
★ ホホーぅ! なかなか味なお話ですね。私が住む、この岡山・吉備高原一帯は、世に知られた黒豆の産地。その”黒い”「皮一重」が随分、貴重なものであること、初めて知りました。朝からいい学問をしましたね。目覚めがいいです。
これから朝食。食事の会話にいいネタを頂戴しました。早速、老妻に語り告ぎましょう。
by zenmz
| 2007-06-06 08:58
| 食生活:今日の一戒