2007年 06月 18日
【7261】 【ゴマが作る美肌は健康の表れ】 |
★ 誰にでも「食わず嫌い」というものはあるのでしょうか。私は、幼い頃からゴマが大嫌いで、未だにゴマを好みません。「どう? おいしい?」 コック長の老妻の口癖ですが、その料理にゴマが入っているのを見破ると、首を横に振ります。ゴマ塩がかかっているのでお赤飯も嫌いになったほどです。
★ 「何で? こんなに風味があって、体にいいのに?」 必ずこう言い含められて終わる。もう何十年、続いたことでしょう。そして、必ず言い返す。「ゴマと聞くと”ヘソのゴマ”を思う。こんなイメージの悪い食品はない。会社でも”ゴマ擦り男にウンザリした。それに・・・拙者、今、ごま塩アタマ、共食いはイヤだ」
★ 別にゴマに恨みをもつようなトラウマがあるわけではありません。まあ強いて原因をたどれば、幼児体験で見た、オトナのヘソの大きなゴマの不潔感・嫌悪感だったかもしれません。風味といいますが、香魚と賞賛されるアユの風味は私の味覚をそそりますが、この匂いが大嫌い、という人もいます。風味も人様々ですね。
★ ところが、このことを知った(というより老妻が告げ口したのですね)主治医が仰るではありませんか。
「それはモッタイナイ。ゴマは、薬要らずの健康食ですよ。特に肝臓によい。食わず嫌いは止めて、奥さんの出されるものを食べて下さい」 昨日の定期診療での雑談です。
★ 理屈で説得、というわけでもないのでしょうが、ご説明によると、ゴマは胡麻油が採れるほど脂成分が多く、あの小さな実の50パーセントが脂だそうです。その脂質も
「オレイン酸、リノール酸が80%を占め、たんぱく質も豊富。 特にリグナンというポリフェノールがタップリですよ。」
★ 何か、聴いていてアタマが痛くなってきました。それで、オイレンや、リノールや、リグナンが体に蓄積されたら、どうなるのですか???
「まあ、一言で言えば、体内から輝きが出てくる。生気が蘇る感じで、いつも気分爽快になれますよ。それは、肝臓の活性化を助けるからで、例えば、リグナンという成分、これはまた、セサミンやセサモリンなど数種類に分類されるのですが、セサミンは飲酒の悪酔いを防ぐ抜群な効果があることが実証されている」
★ 酒を飲まない私にはあまり関係ないみたい。でも、肝臓が活性化すると元気になる、という説明は説得力があります。
「必須栄養素が欠けると、じわじわと体が損なわれてくる。それは、先ず、皮膚に表れます。肌が色つやを失い、荒れてくると病気の前兆。健康は体内の奥底から肌を輝かす。ゴマを常用していると、必要なビタミン、ミネラルはキチンと補給されるから肌がいつもキレイ。まあ、若さを保ちたければ、毎日、ゴマを」
★ ついでに、先生の最後の殺し文句を一つ。
「ゴマは美肌のもと。女性は、いくつになってもゴマを常用なさってください」
何か、暗示にかけられているような・・・いや、ひょっとして、ゴマ化されているのではあるまいか?
未だ半信半疑。
ただ、思う、拙者、ホンマに男で良かった、です。
【注】
SNSからの転載です。
初出は、(火)・【私の食生活・今日の一戒」(13)】
(「日経WagaMaga」2007年05月25日)
★ 「何で? こんなに風味があって、体にいいのに?」 必ずこう言い含められて終わる。もう何十年、続いたことでしょう。そして、必ず言い返す。「ゴマと聞くと”ヘソのゴマ”を思う。こんなイメージの悪い食品はない。会社でも”ゴマ擦り男にウンザリした。それに・・・拙者、今、ごま塩アタマ、共食いはイヤだ」
★ 別にゴマに恨みをもつようなトラウマがあるわけではありません。まあ強いて原因をたどれば、幼児体験で見た、オトナのヘソの大きなゴマの不潔感・嫌悪感だったかもしれません。風味といいますが、香魚と賞賛されるアユの風味は私の味覚をそそりますが、この匂いが大嫌い、という人もいます。風味も人様々ですね。
★ ところが、このことを知った(というより老妻が告げ口したのですね)主治医が仰るではありませんか。
「それはモッタイナイ。ゴマは、薬要らずの健康食ですよ。特に肝臓によい。食わず嫌いは止めて、奥さんの出されるものを食べて下さい」 昨日の定期診療での雑談です。
★ 理屈で説得、というわけでもないのでしょうが、ご説明によると、ゴマは胡麻油が採れるほど脂成分が多く、あの小さな実の50パーセントが脂だそうです。その脂質も
「オレイン酸、リノール酸が80%を占め、たんぱく質も豊富。 特にリグナンというポリフェノールがタップリですよ。」
★ 何か、聴いていてアタマが痛くなってきました。それで、オイレンや、リノールや、リグナンが体に蓄積されたら、どうなるのですか???
「まあ、一言で言えば、体内から輝きが出てくる。生気が蘇る感じで、いつも気分爽快になれますよ。それは、肝臓の活性化を助けるからで、例えば、リグナンという成分、これはまた、セサミンやセサモリンなど数種類に分類されるのですが、セサミンは飲酒の悪酔いを防ぐ抜群な効果があることが実証されている」
★ 酒を飲まない私にはあまり関係ないみたい。でも、肝臓が活性化すると元気になる、という説明は説得力があります。
「必須栄養素が欠けると、じわじわと体が損なわれてくる。それは、先ず、皮膚に表れます。肌が色つやを失い、荒れてくると病気の前兆。健康は体内の奥底から肌を輝かす。ゴマを常用していると、必要なビタミン、ミネラルはキチンと補給されるから肌がいつもキレイ。まあ、若さを保ちたければ、毎日、ゴマを」
★ ついでに、先生の最後の殺し文句を一つ。
「ゴマは美肌のもと。女性は、いくつになってもゴマを常用なさってください」
何か、暗示にかけられているような・・・いや、ひょっとして、ゴマ化されているのではあるまいか?
未だ半信半疑。
ただ、思う、拙者、ホンマに男で良かった、です。
【注】
SNSからの転載です。
初出は、(火)・【私の食生活・今日の一戒」(13)】
(「日経WagaMaga」2007年05月25日)
by zenmz
| 2007-06-18 08:40
| 食生活:今日の一戒