2007年 06月 23日
【7284】 「源氏物語」に寄せる想い |
★ 来年は、世界最古の長編小説として日本が誇る「源氏物語」が世に出て、ちょうど1000年の節目に当たるそうです。何でも、これまでの学問的考証の結果、確認された史実によれば、「源氏物語」が完成したのは1008年11月1日。この節目に当たり、国民的イベントを企画したいと、声を挙げたのが京都市でした。
★ 昨年の11月1日に「源氏物語千年紀委員会」を立ち上げ,早速、年明けととも「源氏物語ウォーキングツアー」のイベントを打ってマスコミの協力を求めました。新聞各社の事業部門や、テレビ・ラジオが特別企画番組の制作に着手するなど、マスコミも、そろそろ動き始めています。ご存じでしょうか?
JNF(ジャパン・ネットワークFM)の【百万人の源氏物語】
★ 加盟全国FM31社を結んで、4月から毎日曜日朝4時から1時間、放送しているこの特別番組は、瀬戸内寂聴さんの「源氏トーク」と、「源氏物語」の専門家で、国文学研究資料館の伊井春樹館長の解説、更に近藤サト・アナウンサーの朗読と「源氏物語」「平安時代」にまつわるミニ知識解説の3本立てで、早朝であるにもかかわらず大変な人気です。
★ 私も、古典は耳で聴くものだ・・と、開眼させられた思いです。近藤サト・アナウンサーの朗読。本当にいいですね。古典は絶対に声をあげて読まねばダメだ。しみじみ、それを実感させます。
★ 聞き惚れて来た番組ですが、残念ながら全12回のこの番組も、そろそろ終わり。
明朝の10回目は「第十帖・賢木(さかき)」 予告によれば、瀬戸内寂聴さんが「源氏最愛の女性と言われる紫の上は実は不幸な女性であった」と、解説されるとか。ご関心のある方は、明朝午前4時に、最寄りの民放FMにチャンネルを合わせてお聴きください
。【JNFホーム・ページ】
★ いつも仲が悪くてそれが評判だった京都府と京都市。それが今回に限ってはガッチリ、スクラム組んで50以上の記念イベントを行うそうです。源氏物語千年紀のキャッチコピーは「紫のゆかり、ふたたび」 「源氏物語を『紫のゆかり』という言葉に象徴させ、千年紀を機会に、源氏物語の真の価値や意味をこの21世紀に再び問い直す」という意味がこめられている、そうです。
★ 京都生まれの、京都育ち、京都をこよなく愛する私ですが、もう一つ、ピンと来ない。何のイメージも湧き出て来ないのは多分、私が「源氏物語」を知らないからでしょうね。このキャッチフレーズのコメントに、古来「源氏物語」にはタイトルはなく、「光源氏の物語」とする系統と、「紫のゆかりの物語」などと、著者とされる紫式部に絡める系統とに分かれている、とあります。
★ ともかく私には何の知識もありません。旧師範学校生徒時代に、古文で「いずれのおんときにか・・・」と習っただけで、テストがあり、それ以来、手にしたこともない本。ようやくこの年になって初めて、その基本的な素養さえ身についていないことに気づき、全編通して読んでみる気になったところです。自国の古典に無知であることを深く恥じております。
★ ともかく、これから、来年に向けて、「源氏物語」に親しんで見たい。その思いが強まってきました。
あまり文学書は読む習慣がなかったのですが、幸い老妻の書棚には谷崎潤一郎、円地文子、瀬戸内寂聴の3氏による現代語訳が並んでいます。これで概要を学び、最後に原典通読に挑戦してみたい、と思案しているところです。
★ まあ、昔からよく言ったものです。
発心した時が、学びの始まり。
人生、それでいいのですね。テストのために読書があるのではありません。言わずもがなのこと、それを改めて想う喜寿です。
無教養の身、哀しいですね。
★ 昨年の11月1日に「源氏物語千年紀委員会」を立ち上げ,早速、年明けととも「源氏物語ウォーキングツアー」のイベントを打ってマスコミの協力を求めました。新聞各社の事業部門や、テレビ・ラジオが特別企画番組の制作に着手するなど、マスコミも、そろそろ動き始めています。ご存じでしょうか?
JNF(ジャパン・ネットワークFM)の【百万人の源氏物語】
★ 加盟全国FM31社を結んで、4月から毎日曜日朝4時から1時間、放送しているこの特別番組は、瀬戸内寂聴さんの「源氏トーク」と、「源氏物語」の専門家で、国文学研究資料館の伊井春樹館長の解説、更に近藤サト・アナウンサーの朗読と「源氏物語」「平安時代」にまつわるミニ知識解説の3本立てで、早朝であるにもかかわらず大変な人気です。
★ 私も、古典は耳で聴くものだ・・と、開眼させられた思いです。近藤サト・アナウンサーの朗読。本当にいいですね。古典は絶対に声をあげて読まねばダメだ。しみじみ、それを実感させます。
★ 聞き惚れて来た番組ですが、残念ながら全12回のこの番組も、そろそろ終わり。
明朝の10回目は「第十帖・賢木(さかき)」 予告によれば、瀬戸内寂聴さんが「源氏最愛の女性と言われる紫の上は実は不幸な女性であった」と、解説されるとか。ご関心のある方は、明朝午前4時に、最寄りの民放FMにチャンネルを合わせてお聴きください
。【JNFホーム・ページ】
★ いつも仲が悪くてそれが評判だった京都府と京都市。それが今回に限ってはガッチリ、スクラム組んで50以上の記念イベントを行うそうです。源氏物語千年紀のキャッチコピーは「紫のゆかり、ふたたび」 「源氏物語を『紫のゆかり』という言葉に象徴させ、千年紀を機会に、源氏物語の真の価値や意味をこの21世紀に再び問い直す」という意味がこめられている、そうです。
★ 京都生まれの、京都育ち、京都をこよなく愛する私ですが、もう一つ、ピンと来ない。何のイメージも湧き出て来ないのは多分、私が「源氏物語」を知らないからでしょうね。このキャッチフレーズのコメントに、古来「源氏物語」にはタイトルはなく、「光源氏の物語」とする系統と、「紫のゆかりの物語」などと、著者とされる紫式部に絡める系統とに分かれている、とあります。
★ ともかく私には何の知識もありません。旧師範学校生徒時代に、古文で「いずれのおんときにか・・・」と習っただけで、テストがあり、それ以来、手にしたこともない本。ようやくこの年になって初めて、その基本的な素養さえ身についていないことに気づき、全編通して読んでみる気になったところです。自国の古典に無知であることを深く恥じております。
★ ともかく、これから、来年に向けて、「源氏物語」に親しんで見たい。その思いが強まってきました。
あまり文学書は読む習慣がなかったのですが、幸い老妻の書棚には谷崎潤一郎、円地文子、瀬戸内寂聴の3氏による現代語訳が並んでいます。これで概要を学び、最後に原典通読に挑戦してみたい、と思案しているところです。
★ まあ、昔からよく言ったものです。
発心した時が、学びの始まり。
人生、それでいいのですね。テストのために読書があるのではありません。言わずもがなのこと、それを改めて想う喜寿です。
無教養の身、哀しいですね。
by zenmz
| 2007-06-23 13:01
| 言霊