2007年 06月 25日
【7287】 《カラリと言えばアサリ汁》 |
★ 食べ物に関して、この想いは一度、本欄にも書き記したことがありますが、味覚の重要な要素に「音」があるように思います。我が家には大きな山椒の木があり、ほとんど毎日、と、言っていいほど「木の芽」を用います。朝、未だ目が覚めず寝床にあっても、また昼、書斎で読書をしていても、パン、パン。あの独特の音が台所から聞こえると、”木の芽”料理と覚ります。
★ タケノコのシーズンも、もう終わりですが、今年も随分、新鮮なタケノコの木の芽和えを愉しみました。
それを食しながら、いつも、老妻に質す質問:
「あのパン、パンやケド・・叩くと、叩かぬで、アジが違うノンカ?」
「さぁー、今、食べてるヤンカ! 分からへんノ?」
どうも、私には、永遠のナゾです。が、味覚をそそる音に間違いはありません。
★ 今朝の辻啓介博士の随想《からりと言えばアサリ汁》も、そのことに触れておられます。これがことわざになっている、とは、全く知りませんでした。
★ 台所からまな板の上で包丁が小刻みにたたき落とされている音が聞こえると、きまって食卓に並ぶのはアジのたたき。どんな刺身より、わたしはこれが大好きで、活きのいいアジが手にはいると、老妻がまな板をたたき始めます。これが聞こえると、ご機嫌になります。
*********** お願い ************
このブログ【彷徨人生・・・喜寿から傘寿へ】の公開趣旨をご一読ください。
★ タケノコのシーズンも、もう終わりですが、今年も随分、新鮮なタケノコの木の芽和えを愉しみました。
それを食しながら、いつも、老妻に質す質問:
「あのパン、パンやケド・・叩くと、叩かぬで、アジが違うノンカ?」
「さぁー、今、食べてるヤンカ! 分からへんノ?」
どうも、私には、永遠のナゾです。が、味覚をそそる音に間違いはありません。
★ 今朝の辻啓介博士の随想《からりと言えばアサリ汁》も、そのことに触れておられます。これがことわざになっている、とは、全く知りませんでした。
○ 鍋からおわんによそう時に「からり」と音がしたら、汁の実はアサリと思え。転じて物事を素早く察知せよ、機転を利かせよ、の意味に用いる。
○ 寝床の中で台所から朝食の準備の音が聞こえて来る時、みそ汁の匂いで目がぱっちりと開く。
○ みそ汁のだしに昆布といりこを用いると、グルタミン酸とイノシン酸がうまみを醸し出す。更にアサリにはコハク酸が多く、味はいっそう濃厚になる。
○ 人は音、匂い、味覚などの全機能を動員して食物を摂っている。
★ 台所からまな板の上で包丁が小刻みにたたき落とされている音が聞こえると、きまって食卓に並ぶのはアジのたたき。どんな刺身より、わたしはこれが大好きで、活きのいいアジが手にはいると、老妻がまな板をたたき始めます。これが聞こえると、ご機嫌になります。
*********** お願い ************
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by zenmz
| 2007-06-25 08:00
| 食生活:今日の一戒