2007年 07月 04日
【7305】 《風邪にはミカンの皮を煎じて飲む》 |
★ 風邪と言えば、”冬物”と思いこんでいますが、実は夏でもかなり多いようですね。その筋の専門家に言わせると、「夏風邪」や「寝冷え」などの言葉もあるくらいですから、今に始まった現象ではなく、昔からそうだったのだそうです。
★ そもそも”風邪”なるもの、病原菌はウィルス。これによって引きおこされた呼吸器系の急性炎症のすべてを総称する症状のことで、医学的正式名称は「風邪症候群」。”症候群”・・・このところ随分、耳にするようになりましたね。似たような症状だが、個人個人をみると、少しずつズレがある。線引きが難しく、その群れを一纏めにして捉える病気のカテゴリーなのですね。だから風邪も、顕れ方は人ごとに千差万別。
★ ともかく、「ウィルス」が犯人であることは間違いない。ただ冬風邪と夏風邪では、その原因となる「ウィルス」の種類が違うのだそうです。これまたいろいろとタイプがあるのだそうですが、一番、分かりよいのは、冬風邪の代表格であるインフルエンザウィルス。湿気を嫌い冬の乾燥期に暴れまくります。部屋でヤカンで湯を沸かして加湿し、活動を弱めるのはそのため。
★ 逆に夏風邪はアデノウィルスなどの湿度の高い場所を好んで活動するウィルスで、この梅雨時などが危険シーズン。そう言えば、夏風邪は「寝冷え」と抱き合わせで用心を言われることが多いですね。ともかく、風邪は、”冬物”ではなく、1年中、季節を問わず、ある病気なのだそうです。
★ 感染症なら風邪を引いた人と一緒にいると伝染するはずですね。同じ屋根の下で24時間、起居を共にする家族で、風邪を引く人と、引かない人がいる。コレ何故? 引く人は免疫力が弱く、湿度の変化で喉や鼻の粘膜が乾きがちになります。粘膜はしっとりしていて異物進入を護っているが、乾燥すると、ウィルス素通りで風邪を発症させる、と言うわけ。逆にこの粘膜の免疫力が正常の場合は、ここでウイルスを捕まえ防御します。
★ 免疫力を問題にすれば、エアコンが一番、悪いそうですね。最近は夏風邪のほとんどがエアコン。疲れや、寝不足などで、体力が弱っている上にのどの粘膜を乾燥させるのですからウイルスを招き入れているようなものです。
★ ともかく一旦、風邪を引いてしまうと1週間は、グズグズと不愉快な思いを抱え込みます。
昔は、「風邪など病気じゃない」と、手製の民間薬で済ましたものです。
直ぐ病院へ、が、常識になった今、振り返って見て、それで、良かったのか、どうか?
これからの夏風邪シーズン、不幸にして罹患した折の知識に参考にしたい辻啓介博士の健康随想。
***** 初めてご来訪の方にお願い *****
このブログ【彷徨人生・・・喜寿から傘寿へ】の公開趣旨をご一読ください。
★ そもそも”風邪”なるもの、病原菌はウィルス。これによって引きおこされた呼吸器系の急性炎症のすべてを総称する症状のことで、医学的正式名称は「風邪症候群」。”症候群”・・・このところ随分、耳にするようになりましたね。似たような症状だが、個人個人をみると、少しずつズレがある。線引きが難しく、その群れを一纏めにして捉える病気のカテゴリーなのですね。だから風邪も、顕れ方は人ごとに千差万別。
★ ともかく、「ウィルス」が犯人であることは間違いない。ただ冬風邪と夏風邪では、その原因となる「ウィルス」の種類が違うのだそうです。これまたいろいろとタイプがあるのだそうですが、一番、分かりよいのは、冬風邪の代表格であるインフルエンザウィルス。湿気を嫌い冬の乾燥期に暴れまくります。部屋でヤカンで湯を沸かして加湿し、活動を弱めるのはそのため。
★ 逆に夏風邪はアデノウィルスなどの湿度の高い場所を好んで活動するウィルスで、この梅雨時などが危険シーズン。そう言えば、夏風邪は「寝冷え」と抱き合わせで用心を言われることが多いですね。ともかく、風邪は、”冬物”ではなく、1年中、季節を問わず、ある病気なのだそうです。
★ 感染症なら風邪を引いた人と一緒にいると伝染するはずですね。同じ屋根の下で24時間、起居を共にする家族で、風邪を引く人と、引かない人がいる。コレ何故? 引く人は免疫力が弱く、湿度の変化で喉や鼻の粘膜が乾きがちになります。粘膜はしっとりしていて異物進入を護っているが、乾燥すると、ウィルス素通りで風邪を発症させる、と言うわけ。逆にこの粘膜の免疫力が正常の場合は、ここでウイルスを捕まえ防御します。
★ 免疫力を問題にすれば、エアコンが一番、悪いそうですね。最近は夏風邪のほとんどがエアコン。疲れや、寝不足などで、体力が弱っている上にのどの粘膜を乾燥させるのですからウイルスを招き入れているようなものです。
★ ともかく一旦、風邪を引いてしまうと1週間は、グズグズと不愉快な思いを抱え込みます。
昔は、「風邪など病気じゃない」と、手製の民間薬で済ましたものです。
直ぐ病院へ、が、常識になった今、振り返って見て、それで、良かったのか、どうか?
これからの夏風邪シーズン、不幸にして罹患した折の知識に参考にしたい辻啓介博士の健康随想。
《風邪にはミカンの皮を煎じて飲む》
○ 冬に干したミカンの皮は、陳皮(ちんぴ)という漢方薬になる。咳止めや発汗作用などがあるので、風邪の特効薬になる。
○ ミカンには、ビタミンCのほか、ビタミンAの原料となるカロチンが豊富で、色を見るとよく分かる。山のようによく食べると、柑皮(かんぴ)症といって、手までオレンジ色になる。
○ これらの栄養素は、皮にもあり、果物が不足するシーズンには皮の利用価値があったのだろう。
○ 皮には食物繊維のペクチンも多く含まれている。
***** 初めてご来訪の方にお願い *****
このブログ【彷徨人生・・・喜寿から傘寿へ】の公開趣旨をご一読ください。
by zenmz
| 2007-07-04 10:36
| 食生活:今日の一戒