2007年 07月 11日
【7318】 《キャベツの酢漬けと豚肉は心配事を追い払う》 |
★ 初めて海外に旅行したのは、ちょうど50年前、27歳の時でした。オーストラリアのシドニーからメルボルンーアデレイドーパースと大陸南岸を横断し、シンガポールー香港ー羽田へと2ヶ月の旅行。航空運賃は往復1千ドル(当時の日本円で36万円)でした。私の月給は1万5千円。安売りチケットなど無かった時代。飛行機代だけで2年分の月給が跳ぶという時代。海外旅行など、「死ぬまで出来るか、どうか?」 夢のまた夢のような話でした。
★ 今の感覚で言えば、500万円、いや600万円以上でしょうね。物価は、この50年間に20倍にはなっています。それは、本当に”水さかずき”の歓送パーティに似つかわしい大仕事でしたね
★ 当時は、またジェット機などありません。最新鋭機は4発エンジンのプロペラ機。日本の飛行機などもまだ飛んで居ませんでした。”豪華”だったカンタス航空機も、羽田ーシドニーをノンストップというような”荒技”はとても出来ません。羽田から8時間で香港。それからマニラ→ジャカルタで給油しながらーポート・ダーウィンで豪州入り。そして赤土むき出しの砂漠の上を8時間も飛んで、やっとシドニーに着きました。
★ 初めての外国。そして初めて摂った豪華レストランのディナーはラムチョップでした。今も健在なマニラ・ホテルのレストラン。マニラ湾に真っ赤な太陽が沈みつつあるのを見ながら本当に息をのむ思いで驚嘆の風景と味を満喫しました。忘れられない初めて知ったその美味。それは、ラムチョップに添えられていたキャベツの酢漬けでした。
★ 余談ですけれど、当時の旅行は、”止むを得ない時”には機内食ですが、時間が合えば、給油に立ち寄るその地、その地で最高のホテルのレストランで食べさせてくれたものです。本当に旅を楽しむ、ゆとりのある旅行でした。今ではとても考えられないことですが、赤道を越える時、機長が出てきて、「皆様、私たちはただ今、赤道をまたぎ、南半球に入りました」と挨拶しながら、「Mr.M.Zenimoto あなたは・・で始まり、日時に分秒まで書き入れて、”赤道”を越えられました」と、記した立派な”記念色紙”にサインして手渡してくれたものです。
豪華な気分になったものでした。
★ ともかく、私の生まれて初めての海外旅行の一番、強く残っている印象は、マニラ・ホテルのラムチョップと、キャベツの酢漬け。当時、日本には絶対に無かった味でした。
懐かしや、そのキャベツの酢漬けを、辻博士は、今朝の随想に書いておられます。
★ 我が家の肉食文化は、1) ラム 2)豚肉 3)牛肉 の順。多分、これは、結婚前後からイラン人家族とお互い台所での付き合いをした影響だろうと思います。若い頃、妻は隣のイラン人の若奥さんとしょっちゅ神戸に買い出しに出かけて高かったラムチョップを宝物のように持ち帰って来ていたのを思い出します。
プランさん。老妻と同年齢。二人は共に仲良く75歳になりました。
★ 今の感覚で言えば、500万円、いや600万円以上でしょうね。物価は、この50年間に20倍にはなっています。それは、本当に”水さかずき”の歓送パーティに似つかわしい大仕事でしたね
★ 当時は、またジェット機などありません。最新鋭機は4発エンジンのプロペラ機。日本の飛行機などもまだ飛んで居ませんでした。”豪華”だったカンタス航空機も、羽田ーシドニーをノンストップというような”荒技”はとても出来ません。羽田から8時間で香港。それからマニラ→ジャカルタで給油しながらーポート・ダーウィンで豪州入り。そして赤土むき出しの砂漠の上を8時間も飛んで、やっとシドニーに着きました。
★ 初めての外国。そして初めて摂った豪華レストランのディナーはラムチョップでした。今も健在なマニラ・ホテルのレストラン。マニラ湾に真っ赤な太陽が沈みつつあるのを見ながら本当に息をのむ思いで驚嘆の風景と味を満喫しました。忘れられない初めて知ったその美味。それは、ラムチョップに添えられていたキャベツの酢漬けでした。
★ 余談ですけれど、当時の旅行は、”止むを得ない時”には機内食ですが、時間が合えば、給油に立ち寄るその地、その地で最高のホテルのレストランで食べさせてくれたものです。本当に旅を楽しむ、ゆとりのある旅行でした。今ではとても考えられないことですが、赤道を越える時、機長が出てきて、「皆様、私たちはただ今、赤道をまたぎ、南半球に入りました」と挨拶しながら、「Mr.M.Zenimoto あなたは・・で始まり、日時に分秒まで書き入れて、”赤道”を越えられました」と、記した立派な”記念色紙”にサインして手渡してくれたものです。
豪華な気分になったものでした。
★ ともかく、私の生まれて初めての海外旅行の一番、強く残っている印象は、マニラ・ホテルのラムチョップと、キャベツの酢漬け。当時、日本には絶対に無かった味でした。
懐かしや、そのキャベツの酢漬けを、辻博士は、今朝の随想に書いておられます。
《キャベツの酢漬けと豚肉は心配事を追い払う》
○ ドイツのことわざ。白キャベツの酢漬けは、有名な「ザワークラウト」で、地下室に1年分を作っておく。
○ 植物繊維やビタミンCが豊富。米国の有名大学で、キャベツやザワークラウトを多く食べる女性は乳ガンになりにくいことが発表されている。
○ 豚か、牛かは、食文化の違い。米国は牛、ドイツは豚が多い。豚肉にはビタミンB1が多い。
○ ハムやソーセージなどにザワークラウトがあれば、ビールに合う。だから心配事が吹っ飛ぶのである。
★ 我が家の肉食文化は、1) ラム 2)豚肉 3)牛肉 の順。多分、これは、結婚前後からイラン人家族とお互い台所での付き合いをした影響だろうと思います。若い頃、妻は隣のイラン人の若奥さんとしょっちゅ神戸に買い出しに出かけて高かったラムチョップを宝物のように持ち帰って来ていたのを思い出します。
プランさん。老妻と同年齢。二人は共に仲良く75歳になりました。
by zenmz
| 2007-07-11 10:18
| 食生活:今日の一戒