2007年 07月 13日
【7321】 《男は気で持て、なますは酢で持て》 |
★ 国際化時代の到来! などと、はやし立てられるようになったのは、大阪・千里で万国博が開かれ、豊かになった日本人が、仕事ではなく、観光で、どんどん海外に出て直に自分の肌で外国を知るようになってからだと思います。
♪ コンニチハ、コンニチハ・・・・・・1970年のコンニチハ ♪ バンパクの歌は象徴的でした。
★ 国際結婚も、このころからフツウになりました。思い返すと、豊かになった家庭に食卓も、輸入品の外国ネタがどんどん新登場し始めました。見たことも、食べたこともない、舌をかむようなカタカナ食品が生活に大きな刺激と彩りを添えるようになりました。やがて外食産業が興り、グルメへ・・・そして、過食の挙げ句、人も、社会も、メタポリック症候群。
★ でも、有史以来、外国との交流は、まず食生活の変化を起こします。古代、日本は、先進国、高句麗、百済、高麗に学び、中国を師として、その文化に学んで来ました。早い話、奈良に古代律令国家を建設し、その高官となって大和朝廷を支えたのは、韓人でした。”韓流”は今に始まったものではありませんね。国の始まりから我々は”韓流”だったのです。
★ 和食、日本料理・・・今や世界的に有名になりました。亡くなられた松岡前農相が「日本料理の純正を保たねばならぬ。それは農産物の輸出振興策にもなる」と、日本政府が品質保証の「純正基準」を設けて、基準をクリアした外国のレストランに「合格シール」を貼るという奇策を打ち出しましたね。あれはどうなったのか知りませんが、時代錯誤もいいところ。食文化のありように政治が口出しするなど大間違いです。
★ その和食。純粋に日本伝来のもの・・・と、思っているものも、実は、日中融合で誕生した創作品が多いものです
今朝の辻啓介博士のお話を見て、改めてそれを思いました。
★ 男は気概、意気込みが大切・・・と、いっても、大体、そのタイプに多い、偏狭なナショナリストはいけませんね。松岡さん流のお料理国粋主義のような発想を生み出す純血主義。喜寿老人のトラウマがうずき始めます。
生々しく、悪夢の少年時代が甦ります。
************************
***** 初めてご来訪の方にお願い *****
このブログ【彷徨人生・・・喜寿から傘寿へ】の公開趣旨をご一読ください。
なお、誠に申し訳ございません。
都合により7月6日から、コメント欄を閉鎖いたしました。これまで頂戴しましたコメントにつきましては、全部、大切に保存し、参考にさせていただいております。皆様のご協力に感謝いたします。
この先、ご意見・ご質問を頂戴する時は、メールまたはSNSのご利用をお願い申し上げます。ご協力の程、よろしくお願いいたします。
♪ コンニチハ、コンニチハ・・・・・・1970年のコンニチハ ♪ バンパクの歌は象徴的でした。
★ 国際結婚も、このころからフツウになりました。思い返すと、豊かになった家庭に食卓も、輸入品の外国ネタがどんどん新登場し始めました。見たことも、食べたこともない、舌をかむようなカタカナ食品が生活に大きな刺激と彩りを添えるようになりました。やがて外食産業が興り、グルメへ・・・そして、過食の挙げ句、人も、社会も、メタポリック症候群。
★ でも、有史以来、外国との交流は、まず食生活の変化を起こします。古代、日本は、先進国、高句麗、百済、高麗に学び、中国を師として、その文化に学んで来ました。早い話、奈良に古代律令国家を建設し、その高官となって大和朝廷を支えたのは、韓人でした。”韓流”は今に始まったものではありませんね。国の始まりから我々は”韓流”だったのです。
★ 和食、日本料理・・・今や世界的に有名になりました。亡くなられた松岡前農相が「日本料理の純正を保たねばならぬ。それは農産物の輸出振興策にもなる」と、日本政府が品質保証の「純正基準」を設けて、基準をクリアした外国のレストランに「合格シール」を貼るという奇策を打ち出しましたね。あれはどうなったのか知りませんが、時代錯誤もいいところ。食文化のありように政治が口出しするなど大間違いです。
★ その和食。純粋に日本伝来のもの・・・と、思っているものも、実は、日中融合で誕生した創作品が多いものです
今朝の辻啓介博士のお話を見て、改めてそれを思いました。
《男は気で持て、なますは酢で持て》
○ 世の中を渡っていくのに男性は気概、意気込みが大切。なますは酢加減がイノチという意味。
○ どちらも思い切りが必要。とくになますに酢が利いていないと料理が死んでしまう。
○ 古代中国では、なます(膾)は、切り分けした魚や肉を生食する”刺身”に類似した料理を指し、酢の使用は無かった。
○ 日本では、野菜を酢の仲間で調味したものを指したが、結局、日中両者が融和したものとなった。
○ 酢の種類は多く、甘酢、二杯酢、三杯酢、ユズ酢、タデ酢などが使われる。
★ 男は気概、意気込みが大切・・・と、いっても、大体、そのタイプに多い、偏狭なナショナリストはいけませんね。松岡さん流のお料理国粋主義のような発想を生み出す純血主義。喜寿老人のトラウマがうずき始めます。
生々しく、悪夢の少年時代が甦ります。
************************
***** 初めてご来訪の方にお願い *****
このブログ【彷徨人生・・・喜寿から傘寿へ】の公開趣旨をご一読ください。
なお、誠に申し訳ございません。
都合により7月6日から、コメント欄を閉鎖いたしました。これまで頂戴しましたコメントにつきましては、全部、大切に保存し、参考にさせていただいております。皆様のご協力に感謝いたします。
この先、ご意見・ご質問を頂戴する時は、メールまたはSNSのご利用をお願い申し上げます。ご協力の程、よろしくお願いいたします。
by zenmz
| 2007-07-13 09:13
| 食生活:今日の一戒