2007年 07月 14日
【7323】 《口に苦いは胃に甘い》 |
★ 一昔前、といっても、20年ほど前のことですが、大阪・千里のマンションをたたんで、この岡山の片田舎に新居を構えた時、お祝いに赤ワインを頂戴しました。その頃、始まった健康ブームで赤ワインが主役に登場し、それまで白ワイン一辺倒だった日本人が一斉に赤ワイン党に変わったものでした。
★ その理屈付けも覚えています。
「フランス人は、チーズやバターといった乳脂肪、肉類、フォアグラなどの動物性脂肪を大量に摂取しているのに心臓病の死亡率が低い」
何故か?
「彼らは日常的に飲む赤ワインに「ポリフェノール」が多く、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用を向上させているからだ」
★ ウソか、マコトカ? その真偽の程は分かりませんが、ともかくフランスのワイン産地・ボルドーの大学が、赤ワインに多種多様のポリフェノールが含まれていることを明らかにした、と、マスコミをにぎわせたものでした。
酒をたしなまない私などは、”また、商業主義の仕掛けか?”と、スガメで冷ややかに眺めていたものでした。
★ ところが・・・どうやら、それは、本当だった、らしいですね。
今朝の辻啓介博士の食随想。
★ 英語では確か ”Good medicine is bitter to the mouth”.
日本の「良薬は口に苦し」は、中国三国時代。攻め落とした秦の首都の財宝を独占しようとした暴君・劉邦に、家臣、張良が命を掛けて発した諫言に由来します。
「忠言は耳に逆らえども行いに利あり。良薬は口に苦けれども病に利あり」 古今東西、まったっく同じ俚諺があるのですね。
20世紀末になって、科学が、
「ソレ真実。ポリフェノール作用だ」
と証明した、とは愉快な話ですね。
★ その理屈付けも覚えています。
「フランス人は、チーズやバターといった乳脂肪、肉類、フォアグラなどの動物性脂肪を大量に摂取しているのに心臓病の死亡率が低い」
何故か?
「彼らは日常的に飲む赤ワインに「ポリフェノール」が多く、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用を向上させているからだ」
★ ウソか、マコトカ? その真偽の程は分かりませんが、ともかくフランスのワイン産地・ボルドーの大学が、赤ワインに多種多様のポリフェノールが含まれていることを明らかにした、と、マスコミをにぎわせたものでした。
酒をたしなまない私などは、”また、商業主義の仕掛けか?”と、スガメで冷ややかに眺めていたものでした。
★ ところが・・・どうやら、それは、本当だった、らしいですね。
今朝の辻啓介博士の食随想。
《口に苦いは胃に甘い》
○ ヨーロッパのことわざで日本で言えば「良薬は口に苦し」と同じ意味。
○ 自分のためにはなるが、耳に痛い忠告は聞き入れがたい。しかし、従うと良い結果を生む、との例えに使う。
○ 薬には苦いもの、渋いものが多いが、ようやく最近になって、その本体がポリフェノールであることが判明した。
○ ほとんどの植物性食品に多種類のポリフェノールが分布している。それが動脈硬化や糖尿病などの現代病を防いでいるようだ。
○ 多様な感覚の味に慣れておくことは、健康長寿をもたらす。
★ 英語では確か ”Good medicine is bitter to the mouth”.
日本の「良薬は口に苦し」は、中国三国時代。攻め落とした秦の首都の財宝を独占しようとした暴君・劉邦に、家臣、張良が命を掛けて発した諫言に由来します。
「忠言は耳に逆らえども行いに利あり。良薬は口に苦けれども病に利あり」 古今東西、まったっく同じ俚諺があるのですね。
20世紀末になって、科学が、
「ソレ真実。ポリフェノール作用だ」
と証明した、とは愉快な話ですね。
by zenmz
| 2007-07-14 09:02
| 食生活:今日の一戒