2007年 07月 17日
【7328】 《強飯にごま塩》 |
★ 「どう? お味は?」
食事の度に老妻が口にする言葉。
「うん、美味い」
大抵、それで終わります。
★ しかし、時には・・・例えば、昨日、食べたお汁粉。
「単調。コクがない」
「分かる? やっぱり! 塩、入れナ、アカンナ」
★ 料理のコツは隠し味とか。主要な食材にちょっぴり添えるか、添えないかで、味が劇的に変わるものですね。滅多に台所などに足を踏み込みませんが、酒を飲まない我が家に料理酒が幾種類も置いてあります。スイカの脇には食塩が、よくするお好み焼きの生地には山芋を添えています。カレー料理にはチョコレートなど定番ですね。
★ 老妻に言わせると、料理の腕は、隠し味だそうです。
しかし、何でもナマが最高、の私の舌は、塩さえあればいい。少量の塩ほど食材万物に有効な隠し味はない、と、思っています。
我が家では、多種多様のソースやドレッシングを作って料理に添えますが、いつも私と老妻の間で議論になるのが
「使いなさい」
「要らない」
の応酬。
★ 工夫の料理を美味しく。老妻にしてみれば、ソースこそはその決め手になるもの、の思い入れがあります。
しかし、私の言い分は、そのソースのおかげで余分の塩分を摂ることになる。腎臓病患者にはそれが一番イケナイのです。 ドレッシングなどは全く不要。
味は習い性となります。
医師の食事療法指導を守っているウチに私の舌は
「少量の塩だけ」
で済むようになりました。ソースの味は私には”濃い過ぎ”です。
★ 今朝の辻啓介士の随想:
食事の度に老妻が口にする言葉。
「うん、美味い」
大抵、それで終わります。
★ しかし、時には・・・例えば、昨日、食べたお汁粉。
「単調。コクがない」
「分かる? やっぱり! 塩、入れナ、アカンナ」
★ 料理のコツは隠し味とか。主要な食材にちょっぴり添えるか、添えないかで、味が劇的に変わるものですね。滅多に台所などに足を踏み込みませんが、酒を飲まない我が家に料理酒が幾種類も置いてあります。スイカの脇には食塩が、よくするお好み焼きの生地には山芋を添えています。カレー料理にはチョコレートなど定番ですね。
★ 老妻に言わせると、料理の腕は、隠し味だそうです。
しかし、何でもナマが最高、の私の舌は、塩さえあればいい。少量の塩ほど食材万物に有効な隠し味はない、と、思っています。
我が家では、多種多様のソースやドレッシングを作って料理に添えますが、いつも私と老妻の間で議論になるのが
「使いなさい」
「要らない」
の応酬。
★ 工夫の料理を美味しく。老妻にしてみれば、ソースこそはその決め手になるもの、の思い入れがあります。
しかし、私の言い分は、そのソースのおかげで余分の塩分を摂ることになる。腎臓病患者にはそれが一番イケナイのです。 ドレッシングなどは全く不要。
味は習い性となります。
医師の食事療法指導を守っているウチに私の舌は
「少量の塩だけ」
で済むようになりました。ソースの味は私には”濃い過ぎ”です。
★ 今朝の辻啓介士の随想:
《強飯にごま塩》
○ 強飯は蒸籠(せいろ)で蒸した餅米のこと。これに小豆を入れると赤飯になる。
○ ごま塩をかければよりおいしくなることから、強いものがさらに強くなる例えになった。
○ 餅(もち)でも、粳(うるち)でも、さらに良く噛めば、でんぷんが分解され、麦芽糖やブドウ糖が生成して甘くなる。
○ ごま塩の何が強飯を美味にするのか? それは塩の部分である。
○ 隠し味で甘いものに塩を少し入れると、味の対比で甘さが引き立つ。おにぎりに塩をまぶすのと同じことである。
by zenmz
| 2007-07-17 06:31
| 食生活:今日の一戒