2008年 03月 13日
【8001】 春の使者・・・フキノトウ |
★ この数日、気温がどんどん上がっています。
「きっとフキノトウが花開いている。今のうちに・・・・」
老妻に急き立てられて、毎年、訪れる近所の国有林の”穴場”に出かけました。
★ 中腹から山頂に近い山道を歩くと、あるわ、あるわ・・・・ものの30分もしないのにどっさり収穫できました。吉備高原に住む一つの幸せは、中国山系南斜面に育つ豊かな野菜と山菜に恵まれていることです。香りも味覚をおしえてくれる得難い春の食材がフキノトウ。
これは、不思議と、群生します。普通は、こんな具合です。
★ しかし、この吉備高原の”穴場”では、少々、事情が異なります。
スカイスポーツ・ハンググライダーの練習場になっているこの丘陵には、山頂までクルマで上がれるように舗装されています。
★ ところが道路脇の溝のあちこちに、硬いコンクリートを割ってフキノトウが逞しく育っています。山肌を削ったコンクリートの法面にも、フキノトウが根を張って、花を開いています。
「この山の先住者はワタシだよ!」
山のあちこちで、香しい春の芳香を放ちながら、そう主張しているようです。
どうでしょう、この逞しい生命力。ほんとうに脱帽です。
★ 一つずつ丁寧に摘み取って、気がつくと、段ボールに半分ほど採れていました。
「これだけあれば、もう十分よ・・・ご近所にお裾分けし、子どもたちの家族にもに送ってやって・・・今夜は天ぷら。そして残りは全部、佃煮にしようね。」
★自分勝手に仕事を作っているけど・・・ああ、今夜は忙しくなりそう!!
弾んだコトバで独り言を言っています。
愚痴をこぼしているように聞こえますが、ココロはうれしい悲鳴。
我が老妻は、昔気質のお料理大好き人間です。
★ 冬眠から目覚めた熊は先ずフキノトウを食べる、との言い伝えがありますが、熊だけではありません。私たち人間にとってもフキノトウは春の訪れを呼び覚ます味覚の王者です。また1週間もすれば、別の谷川沿いの堤防に膨らみがいっぱい出てきます。
★ 多分、もう一度、出かけることになるでしょう。
フキノトウの佃煮やフキノトウ味噌を作り、冷凍して保存し、これから1年、我が家の食卓には欠かさず蕗の薹の佃煮が「箸休め」に添えられます。
★ 「こんな美味しいもの・・・外国の人は食べないのね?」
老妻は、毎年、こうつぶやいています。
これまでのお付き合いの中で外国の方々はかなりの数になりますが、どなたもフキノトウをご存じありませんでした。フキも食する習慣はないのだろう、と思いますね。
★ 老妻の問いかけへの私のおきまりの受け答え・・・・
「フキノトウは日本の山野だけに自生する山菜だから日本以外にはないのだろう」
真偽のほどは定かではありませんが、なにか、そんな気がしています。
どこかにフキノトウを食べる民族がいるでしょうか? ご存じであればお教えください。
「きっとフキノトウが花開いている。今のうちに・・・・」
老妻に急き立てられて、毎年、訪れる近所の国有林の”穴場”に出かけました。
★ 中腹から山頂に近い山道を歩くと、あるわ、あるわ・・・・ものの30分もしないのにどっさり収穫できました。吉備高原に住む一つの幸せは、中国山系南斜面に育つ豊かな野菜と山菜に恵まれていることです。香りも味覚をおしえてくれる得難い春の食材がフキノトウ。
これは、不思議と、群生します。普通は、こんな具合です。
★ しかし、この吉備高原の”穴場”では、少々、事情が異なります。
スカイスポーツ・ハンググライダーの練習場になっているこの丘陵には、山頂までクルマで上がれるように舗装されています。
★ ところが道路脇の溝のあちこちに、硬いコンクリートを割ってフキノトウが逞しく育っています。山肌を削ったコンクリートの法面にも、フキノトウが根を張って、花を開いています。
「この山の先住者はワタシだよ!」
山のあちこちで、香しい春の芳香を放ちながら、そう主張しているようです。
どうでしょう、この逞しい生命力。ほんとうに脱帽です。
★ 一つずつ丁寧に摘み取って、気がつくと、段ボールに半分ほど採れていました。
「これだけあれば、もう十分よ・・・ご近所にお裾分けし、子どもたちの家族にもに送ってやって・・・今夜は天ぷら。そして残りは全部、佃煮にしようね。」
★自分勝手に仕事を作っているけど・・・ああ、今夜は忙しくなりそう!!
弾んだコトバで独り言を言っています。
愚痴をこぼしているように聞こえますが、ココロはうれしい悲鳴。
我が老妻は、昔気質のお料理大好き人間です。
★ 冬眠から目覚めた熊は先ずフキノトウを食べる、との言い伝えがありますが、熊だけではありません。私たち人間にとってもフキノトウは春の訪れを呼び覚ます味覚の王者です。また1週間もすれば、別の谷川沿いの堤防に膨らみがいっぱい出てきます。
★ 多分、もう一度、出かけることになるでしょう。
フキノトウの佃煮やフキノトウ味噌を作り、冷凍して保存し、これから1年、我が家の食卓には欠かさず蕗の薹の佃煮が「箸休め」に添えられます。
★ 「こんな美味しいもの・・・外国の人は食べないのね?」
老妻は、毎年、こうつぶやいています。
これまでのお付き合いの中で外国の方々はかなりの数になりますが、どなたもフキノトウをご存じありませんでした。フキも食する習慣はないのだろう、と思いますね。
★ 老妻の問いかけへの私のおきまりの受け答え・・・・
「フキノトウは日本の山野だけに自生する山菜だから日本以外にはないのだろう」
真偽のほどは定かではありませんが、なにか、そんな気がしています。
どこかにフキノトウを食べる民族がいるでしょうか? ご存じであればお教えください。
by zenmz
| 2008-03-13 19:51
| 吉備高原ライフ