2008年 09月 23日
【8183】 認知症に”人工”アニマル・セラピー |
★ 6年前、「世界で最も癒やし効果があるロボット」とギネスブックが認定した「バロ」と
いう名の”あざらしロボット”が知的障害者や認知症の患者に格段の”癒やし効果”がある、と、デンマークで大受けし、一躍、「世界商品」になっているそうです。
★ 元々、独立行政法人 産業技術総合研究所の知能システム研究部門に所属する柴田崇徳・主任研究員が、ロボットを生活の場に、と開発したペット・ロボットだそうです。モデルは身近でないアザラシの赤ちゃんだそうです。体長57センチ、体重2・7キロ。抱きしめるのに程よい大きさと温かさだ。見た目、愛嬌たっぷりの縫いぐるみ感覚。
★ しかし、抱きかかえ、ことば掛けしていると、それに反応したり、学習して適切な振る舞いまでするので、いつまでも飽きない、と大好評。その秘密は、製作に際し、カナダに出掛けて本物のタテゴトアザラシの生態を調査し、鳴き声などを収集して組み込んであるそうです。
★ 柴田さんは、今年41歳。同研究所では、「知的インタフェース研究グループ」を率い、「人と共存し、相互作用により、楽しみや安らぎを提供することを目的にするメンタルコミットロボット」の開発に取り組んでおられるそうです。産業ではなく個人生活にロボット技術を・・・逆転発想ですね。それがすばらしいです。
★ 富山県のベンチャー株式会社 知能システムが商品化し、価格は42万円(メンテナンスパック) 35万円(メンテナンスなし)の2種。商品化に当たっては、高齢者施設での研究で認知症の改善や予防、ストレス軽減効果が立証され、更に欧米でも、その効果が検証されて高い評価を得たそうです。その研究経緯は全面的に開示されています。
★ 国内で発売されて3年半。口コミで広がり、老人家庭や施設に1000体を超えて安定経営に。今月になってデンマークに進出、世界商品としてデビューしました。ロボットと言えば日本のお家芸。同類の”癒し系ロボット”はまだ世界には一つもありません。
★ 急速に進む超高齢化社会・・・子どものいない老人夫婦家庭、認知症患者の癒やしペット、日本のロボット技術が高齢者の余生を支える重要な役割を演ずる時代が到来したのかもしれません。
★ 全く新しい発想の「人工アニマル・セラピー」の登場・・・・ホームページに紹介されている実例を見て、そう感じました。老人介護の世界に新しく登場した人工アニマル「パロ」の活躍ぶりを是非、一度、ご覧になって下さい。
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** ご挨拶 ** ブログ【彷徨人生・・・喜寿から傘寿へ】公開に当たって
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【精選ブログリンク】( BYOOL BLOGGER お薦め記事満載です
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★ しかし、抱きかかえ、ことば掛けしていると、それに反応したり、学習して適切な振る舞いまでするので、いつまでも飽きない、と大好評。その秘密は、製作に際し、カナダに出掛けて本物のタテゴトアザラシの生態を調査し、鳴き声などを収集して組み込んであるそうです。
★ 柴田さんは、今年41歳。同研究所では、「知的インタフェース研究グループ」を率い、「人と共存し、相互作用により、楽しみや安らぎを提供することを目的にするメンタルコミットロボット」の開発に取り組んでおられるそうです。産業ではなく個人生活にロボット技術を・・・逆転発想ですね。それがすばらしいです。
★ 富山県のベンチャー株式会社 知能システムが商品化し、価格は42万円(メンテナンスパック) 35万円(メンテナンスなし)の2種。商品化に当たっては、高齢者施設での研究で認知症の改善や予防、ストレス軽減効果が立証され、更に欧米でも、その効果が検証されて高い評価を得たそうです。その研究経緯は全面的に開示されています。
★ 国内で発売されて3年半。口コミで広がり、老人家庭や施設に1000体を超えて安定経営に。今月になってデンマークに進出、世界商品としてデビューしました。ロボットと言えば日本のお家芸。同類の”癒し系ロボット”はまだ世界には一つもありません。
★ 急速に進む超高齢化社会・・・子どものいない老人夫婦家庭、認知症患者の癒やしペット、日本のロボット技術が高齢者の余生を支える重要な役割を演ずる時代が到来したのかもしれません。
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by zenmz
| 2008-09-23 23:15
| 現代社会論