2008年 12月 28日
【8279】 外国語は必要になったら、で遅くはありません。 |
★ このトシになって、日本語への思い入れが強くなったため、ちょっと口調が国粋主義者のようになっていますが、私は、外国語学習の重要さは、人一倍、痛感しています。現役時代には、それこそ慣れない英語で取材もし、アメリカン・センターに浸りきりで、アメリカ連邦議会の議事録などを読み耽った時期もありました。
★ 必要から英語と取り組まざるを得ない事情が生じてNHKのラジオ講座で英会話を勉強したこともあります。今の若いビジネスマンと全く同じです。でも、それは、「お仕事」の上での話。ビジネスの世界です。ビジネスの世界で英語が最も手っ取り早いコミュニケーション手段であることは、今や、論をまちません。
★ しかし、こと、学校教育となると、英語至上主義はいけません。そもそも学校で、何故、外国語を教えるのか? 理念的に言うなら、その目的は「善隣友好」に尽きます。草の根レベルで外国と仲良くなる。お互いの違いを知り(理解)友好を深める。ビジネスも大事ですが、「善隣友好」は、それよりももっと間口も、奥行きも深い社会的・文化的交流です。
★ その本来的な精神を実現するためなら韓国(朝鮮)語、中国語、ロシア語、マレー語を先ず、取りあげるべきですね。続いて中近東のアラビア語、ペルシャ語、アフリカのスワヒリ語、そして、英語、ドイツ語、フランス語・・・・と欧米各国語が並ぶのが自然です。
★ ところが、全部、飛び越えて、いきなり英語です。まるで世界中がアメリカの植民地であるかのように「英語さえ出来れば、世界に通用する」 残念ながら、商売の世界は確かにその通りです。いわゆる「グローバル・スタンダード」(国際標準)は、ドルと英語が支配しています。
★ ですけど、「善隣友好」の本旨から考えれば、日本人と韓国人、日本人と中国人、日本人とロシア人・・・一番、近い隣国とのお付き合いに英語などナンボほどのもんか?
場合によってはケンカの種になることもあり得ます。草の根外交を目指すなら、英語至上主義は、絶対にいけませんね。それぞれの母国語を相互に学び合うのが最高です。
★ それと、考えねばならないことは、外国語の必要は、その人によってさまざまだということです。生涯を通じて全く必要の人は大勢います。英語など必要とせず、中国語でなければならない人もあるでしょう。アフリカにどっぷり浸ったひとはスワヒリ語、中近東に行くならアラビア語、ペルシャ語です。国際化時代・・・日本人の活躍の舞台は、世界の隅々に行き渡りました。必要な言葉の習得は、その人の置かれた条件で異なります。
★ もう一つ、大切なことは、外国語は、だれでも、その必要を感じれば、いつでも学べるし、マスターできるものです。英語至上主義者が言うように「小学生の頃から始めねば・・」などという神話はコッケイです。そんなことしたら、日本語も、英語もダメになります。
★ 以上のことを、実証するために、私は、78歳から自分自身で実験を始めました。
私は、次の仮説を立てています。
1) だれでも、必要となれば、何歳から初めても、外国語は、履修できる。
2) ネット時代。それは、学校へ行かなくても、インターネットで独習出来る。
3) 外国語の学習にオカネは要らない。
★ 私は、若い頃、大学で、英語と、ドイツ語、フランス語、ギリシャ語の基礎文法を学んでいます。これらの外国語では実際のところはわかりません。そこで、全く未知のペルシャ語を学ぶことにしました。もともとペルシャは私の憧れの地です。
★ イランへ行ってペルシャ人とペルシャ語で交流をしたい。2年間、インターネットだけで独学して、80歳になったらイランへ旅行する。そして彼の地で、現地の人々とペルシャ語だけで交流してみたい・・・・との目的を立てました。
★ 今、自分の仮説の実証実験中です。ネット時代の外国語独習。オカネは一切、使わない。教科書も、辞書も、発音録音盤も、一切、購入しないで、インターネット上に公開されている無料講座だけで学ぶ。それを実行中です。成るか、成らぬか? それは明後年、私が満80歳になった時にその結果を全公開します。
★ 私は、信じています。だれでも、その必要が生じたら、どんな外国語でも、例え、何歳であっても、マスターできる、と。問題は、その”必要”がどれだけホンモノか? せざるを得ない”切迫度”に比例して熱中し、学べると信じています。78歳で初めて80歳でどれだけ学べたか? 私自身、自分の成果に興味津々です。多分、私の熱中度がその水準を決めるでしょう。
★ ですから、子どもたちの言語教育について申し上げたいのです。未だ、外国語学習の”切迫度”がない、それどころかその必要も全く無い子どもに「英語万能の風潮」を煽り立ててカタコト英語に手を染めさせるなどする必要はない。そんなことより先ず、母国語である日本語をキチンと学ばせるべきだ、と。
★ 母国語がキチンと出来ておれば、外国語はマスターできます。安心して打ちこみなさい。逆にそれをしないで、お遊び英語で時間つぶししてみても、その英語は永久にカタコト英語のママ。必ず、外国人にバカにされますヨ。
==== いただいたコメント ====
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** ご挨拶 ** ブログ【彷徨人生・・・喜寿から傘寿へ】公開に当たって
私のネット生活に寄せる想いです。ご理解賜りたくご一読をお願い申し上げます。
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★ 必要から英語と取り組まざるを得ない事情が生じてNHKのラジオ講座で英会話を勉強したこともあります。今の若いビジネスマンと全く同じです。でも、それは、「お仕事」の上での話。ビジネスの世界です。ビジネスの世界で英語が最も手っ取り早いコミュニケーション手段であることは、今や、論をまちません。
★ しかし、こと、学校教育となると、英語至上主義はいけません。そもそも学校で、何故、外国語を教えるのか? 理念的に言うなら、その目的は「善隣友好」に尽きます。草の根レベルで外国と仲良くなる。お互いの違いを知り(理解)友好を深める。ビジネスも大事ですが、「善隣友好」は、それよりももっと間口も、奥行きも深い社会的・文化的交流です。
★ その本来的な精神を実現するためなら韓国(朝鮮)語、中国語、ロシア語、マレー語を先ず、取りあげるべきですね。続いて中近東のアラビア語、ペルシャ語、アフリカのスワヒリ語、そして、英語、ドイツ語、フランス語・・・・と欧米各国語が並ぶのが自然です。
★ ところが、全部、飛び越えて、いきなり英語です。まるで世界中がアメリカの植民地であるかのように「英語さえ出来れば、世界に通用する」 残念ながら、商売の世界は確かにその通りです。いわゆる「グローバル・スタンダード」(国際標準)は、ドルと英語が支配しています。
★ ですけど、「善隣友好」の本旨から考えれば、日本人と韓国人、日本人と中国人、日本人とロシア人・・・一番、近い隣国とのお付き合いに英語などナンボほどのもんか?
場合によってはケンカの種になることもあり得ます。草の根外交を目指すなら、英語至上主義は、絶対にいけませんね。それぞれの母国語を相互に学び合うのが最高です。
★ それと、考えねばならないことは、外国語の必要は、その人によってさまざまだということです。生涯を通じて全く必要の人は大勢います。英語など必要とせず、中国語でなければならない人もあるでしょう。アフリカにどっぷり浸ったひとはスワヒリ語、中近東に行くならアラビア語、ペルシャ語です。国際化時代・・・日本人の活躍の舞台は、世界の隅々に行き渡りました。必要な言葉の習得は、その人の置かれた条件で異なります。
★ もう一つ、大切なことは、外国語は、だれでも、その必要を感じれば、いつでも学べるし、マスターできるものです。英語至上主義者が言うように「小学生の頃から始めねば・・」などという神話はコッケイです。そんなことしたら、日本語も、英語もダメになります。
★ 以上のことを、実証するために、私は、78歳から自分自身で実験を始めました。
私は、次の仮説を立てています。
1) だれでも、必要となれば、何歳から初めても、外国語は、履修できる。
2) ネット時代。それは、学校へ行かなくても、インターネットで独習出来る。
3) 外国語の学習にオカネは要らない。
★ 私は、若い頃、大学で、英語と、ドイツ語、フランス語、ギリシャ語の基礎文法を学んでいます。これらの外国語では実際のところはわかりません。そこで、全く未知のペルシャ語を学ぶことにしました。もともとペルシャは私の憧れの地です。
★ イランへ行ってペルシャ人とペルシャ語で交流をしたい。2年間、インターネットだけで独学して、80歳になったらイランへ旅行する。そして彼の地で、現地の人々とペルシャ語だけで交流してみたい・・・・との目的を立てました。
★ 今、自分の仮説の実証実験中です。ネット時代の外国語独習。オカネは一切、使わない。教科書も、辞書も、発音録音盤も、一切、購入しないで、インターネット上に公開されている無料講座だけで学ぶ。それを実行中です。成るか、成らぬか? それは明後年、私が満80歳になった時にその結果を全公開します。
★ 私は、信じています。だれでも、その必要が生じたら、どんな外国語でも、例え、何歳であっても、マスターできる、と。問題は、その”必要”がどれだけホンモノか? せざるを得ない”切迫度”に比例して熱中し、学べると信じています。78歳で初めて80歳でどれだけ学べたか? 私自身、自分の成果に興味津々です。多分、私の熱中度がその水準を決めるでしょう。
★ ですから、子どもたちの言語教育について申し上げたいのです。未だ、外国語学習の”切迫度”がない、それどころかその必要も全く無い子どもに「英語万能の風潮」を煽り立ててカタコト英語に手を染めさせるなどする必要はない。そんなことより先ず、母国語である日本語をキチンと学ばせるべきだ、と。
★ 母国語がキチンと出来ておれば、外国語はマスターできます。安心して打ちこみなさい。逆にそれをしないで、お遊び英語で時間つぶししてみても、その英語は永久にカタコト英語のママ。必ず、外国人にバカにされますヨ。
==== いただいたコメント ====
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** ご挨拶 ** ブログ【彷徨人生・・・喜寿から傘寿へ】公開に当たって
私のネット生活に寄せる想いです。ご理解賜りたくご一読をお願い申し上げます。
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by zenmz
| 2008-12-28 21:29
| 言霊