2009年 02月 20日
【9051】 2月に漂う”いじめられっ子”イメージ |
★ そうなっているのだ。特に深く考えることもなく、疑問も抱かず、素通りしている”常識”なるもの、随分、多いですね。 先ほど、カレンダーを見ながら、その一つに気付きました。
「なぜ、2月だけが28日と中途半端なのか?」
★ 1年12ヶ月、奇数月は31日、偶数月は30日・・・キチンと理屈がついている。なのに偶数月の最初の月だけ28日にしたのか? そう自問自答してみると、答えが出ないです。
★ 気付いた時が、「学びの時」 調べてみましたら、2000年前のかの有名な古代ローマの英雄・ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)にさかのぼらねばなりませんでした。
★ カエサルは、太陽暦を採用しましたが、それだと1年は365日、勘定合わせに奇数月は31日、偶数月は30日と定めました。が、そのままだと1年が366日になってしまう。そこで帳尻合わせに使ったのが2月なのだそうです。
★ 28日にして辻褄あわせしたものの、それでも狂う時間合わせに4年に1度、29日にした、のだそうです。やっと中学生時代に習ったことが復習出来ました。でも・・・それでは、変な例外が出て来ます。8月は偶数月なのになぜ、31日?
★ それを調べたら、生臭い話が飛び出して来ました。
日本語の月の名称は、陰暦にしかなく、現在の太陽暦では、一、二、三・・・・・十二と、味も素っ気もありませんが、西欧の諸言語の名称は殆ど古代ローマのラテン語と古代ギリシャ語を引きずっています。
★ 例えば、現代英語の例で言えば:
7月は、英語で July といいますが、それは、カエサルが7月生まれに相当しましたので、自らのファースト・ネーム Julius をつけたのです。ところが、カエサルの養子で、カエサルの死後、ローマの初代皇帝のアウグルトゥスが皇帝である自分の名前を8月に付けたので、August
★ 更に生臭い話は、その8月が他の月より少ないことは皇帝の権威にかかわると、アウグルトゥスは、偶数月の8月を31日に格上げし、その代わりに2月から1日を削って28日としてしまった、そうです。
★ この”生臭い行為”は、後の皇帝も引き継がれて、次々と、自分にちなむ月名を決めたそうですが、結局、ユリウスとアウグツトゥスの二人だけの名称が残ってローマ帝国は滅びました。天界まで支配しようとした人間の凄まじい権力欲。カレンダーには、その盛衰の歴史が刻み込まれているのですね。
★ ジーッと、そのカレンダーを眺めていると、2月も後、1週間。2月は暗いですね。明るい3月が待ち遠しいです。 他の月と比べて、何となく”いじめられっ子”の雰囲気すら漂います。《29,30,31》 他の月だと埋まるはずの日付がありません。
★ その欠落の不自然さに気が付いて、眺めていたら・・・何だか麻生総理大臣の顔が大写しになって来ました。お気の毒に、このところ2月そっくりの憂鬱な顔をなさっておいでですね。
★ 分かりますね、四面楚歌。内心、ヤッテラレナイ気分でしょう。でも、3度目の政権投げ出しはイケマセンよ。国民への最大の裏切りです。その前にキチンと国民に審判を求めなさい。そうすれば、少しはあなたも平静を取り戻されるでしょう。何よりも国民が納得して新たな選択をします。
★ それに従えば、いいじゃありませんか。天界までも支配したカエサルは権力の虚しさを歴史に残しただけです。万人の胸に響いたあの名言・・・「ブルータスよ、オマエもか!」 それを想いましょう。今も変わらぬ権力闘争のはかなさ。これぞ、古今東西を貫く政治の実相。
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** ご挨拶 ** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
私のネット生活に寄せる想いです。ご理解賜りたくご一読をお願い申し上げます。
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「なぜ、2月だけが28日と中途半端なのか?」
★ 1年12ヶ月、奇数月は31日、偶数月は30日・・・キチンと理屈がついている。なのに偶数月の最初の月だけ28日にしたのか? そう自問自答してみると、答えが出ないです。
★ 気付いた時が、「学びの時」 調べてみましたら、2000年前のかの有名な古代ローマの英雄・ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)にさかのぼらねばなりませんでした。
★ カエサルは、太陽暦を採用しましたが、それだと1年は365日、勘定合わせに奇数月は31日、偶数月は30日と定めました。が、そのままだと1年が366日になってしまう。そこで帳尻合わせに使ったのが2月なのだそうです。
★ 28日にして辻褄あわせしたものの、それでも狂う時間合わせに4年に1度、29日にした、のだそうです。やっと中学生時代に習ったことが復習出来ました。でも・・・それでは、変な例外が出て来ます。8月は偶数月なのになぜ、31日?
★ それを調べたら、生臭い話が飛び出して来ました。
日本語の月の名称は、陰暦にしかなく、現在の太陽暦では、一、二、三・・・・・十二と、味も素っ気もありませんが、西欧の諸言語の名称は殆ど古代ローマのラテン語と古代ギリシャ語を引きずっています。
★ 例えば、現代英語の例で言えば:
January < Janus ラテン語「戸口を司どる神」 年を開く敬意です。★ 生臭い話とは、7月と8月の名称のいわれです。
February < Februarius 「贖いの祭り」にちなむ
March < Martius 「軍神マルスの月」
April < Aprilis 「月」の枕詞
7月は、英語で July といいますが、それは、カエサルが7月生まれに相当しましたので、自らのファースト・ネーム Julius をつけたのです。ところが、カエサルの養子で、カエサルの死後、ローマの初代皇帝のアウグルトゥスが皇帝である自分の名前を8月に付けたので、August
★ 更に生臭い話は、その8月が他の月より少ないことは皇帝の権威にかかわると、アウグルトゥスは、偶数月の8月を31日に格上げし、その代わりに2月から1日を削って28日としてしまった、そうです。
★ この”生臭い行為”は、後の皇帝も引き継がれて、次々と、自分にちなむ月名を決めたそうですが、結局、ユリウスとアウグツトゥスの二人だけの名称が残ってローマ帝国は滅びました。天界まで支配しようとした人間の凄まじい権力欲。カレンダーには、その盛衰の歴史が刻み込まれているのですね。
★ ジーッと、そのカレンダーを眺めていると、2月も後、1週間。2月は暗いですね。明るい3月が待ち遠しいです。 他の月と比べて、何となく”いじめられっ子”の雰囲気すら漂います。《29,30,31》 他の月だと埋まるはずの日付がありません。
★ その欠落の不自然さに気が付いて、眺めていたら・・・何だか麻生総理大臣の顔が大写しになって来ました。お気の毒に、このところ2月そっくりの憂鬱な顔をなさっておいでですね。
★ 分かりますね、四面楚歌。内心、ヤッテラレナイ気分でしょう。でも、3度目の政権投げ出しはイケマセンよ。国民への最大の裏切りです。その前にキチンと国民に審判を求めなさい。そうすれば、少しはあなたも平静を取り戻されるでしょう。何よりも国民が納得して新たな選択をします。
★ それに従えば、いいじゃありませんか。天界までも支配したカエサルは権力の虚しさを歴史に残しただけです。万人の胸に響いたあの名言・・・「ブルータスよ、オマエもか!」 それを想いましょう。今も変わらぬ権力闘争のはかなさ。これぞ、古今東西を貫く政治の実相。
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** ご挨拶 ** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
私のネット生活に寄せる想いです。ご理解賜りたくご一読をお願い申し上げます。
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by zenmz
| 2009-02-20 00:03
| 現代社会論