2010年 06月 02日
【10011】 芳香を閉じこめたバラ・ジャム |
★ このところ毎朝、バラの花を採取します。我が家の玄関脇、東窓下には背丈ほどに伸び、約2メートル幅にこんもりと成長したバラのつる木があります。これが、毎朝、次々とツボミをつけて、開花を競っています。5月初旬からもう3週間、朝露の乾かぬうちにそれを一つ一つ、切り取るのが私たち老夫婦の一日の始まりです。
★ 出雲に出かけた3日間は摘み取りが出来ず、開きすぎました。出かける時には、あちこちに点在して目立たなかった指先ほどのつぼみが戻ってみればこんなに大きく開いてしまっていました。
★ 実は、このバラ、我が家では観賞用ではありません。食用なのです。 品種は「ツタ・バラ」。オールド・ローズ系のツタは花を鈴生りにつけ、その芳香は周囲に香水をまき散らしたほど強いです。この香りを閉じこめて、ジャムに加工するのです。
★ バラは、化粧用のバラ水(飲料にもなります)の他、食用にいろんな用い方がありますが、我が家では、専らバラ・ジャムです。ヨーグルトに加えると、一口、口にすると芳香がパッと広がります。紅茶に落とすと、花弁を広げます。朝食のメニューに合わせて、香りのすばらしい彩りを演出をします。
★ バラ・ジャムを作るのは簡単。どなたでも自宅で出来ます。我が老妻のやり方・・・
1) つぼみから開いたばかりのバラの花弁をよく水洗いして容器に入れてレモンをふりかけて、揉みます。すると赤い汁が沢山、出ます。その汁を別の容器に一旦、保存します。
2) 揉んだ花弁の塊を鍋に移して水と砂糖を加えてとろ火で煮込みます。量は花弁150グラム当たり100cc見当だそうです。20分程度、煮込むと、水分が飛んでとろみが出てきます。
3) そこで一旦、鍋を降ろして、自然に冷やします。十分、冷えたら、先にとってあったバラ汁とあわせますが、この場合、しばらく寝かせて馴染ませるのがコツ、とか。
そして再び、とろ火で、焦げ付かないように煮込みます。水分が飛んで、ジャムになったら完成です。
今日、採取した量で、朝食用ジャム2日分が作れました。
★ バラ・ジャムは、初めて食べると、花弁の繊維が気になります。よく「ちょっと口に残りますね」と言う方がいらっしゃいますが、慣れると、それがいいのです。するめを噛む感じ、とでも言うのでしょうか。口に残った花弁をじっくりと噛めば、その都度、新しい芳香が口いっぱいに広がります。
★ どなたでも簡単に出来ますので是非、お試しいただくといいと思いますが、市販のバラは農薬が心配。農薬を使ったバラは苦いです。食用にするバラは必ず、ご自身で栽培されたものをお使いになるのが安心です。それに、ジャム作りに最適のバラは、朝露の乾かない若い花です。自分で栽培しないと得られませんね。
【重要事項の追記】
説明不足で間違いがあってはいけない、と、老妻から注意を受けましたので、次の通り、記事を追加いたします。摘み取ったバラの花は、芯をすべて抜いて、1枚、一枚の花弁のガク(白い部分)はすべて切り取って、赤い部分だけをご利用下さい。市販の鑑賞用バラは防虫剤を多量に使っているので食用には向きません。ご注意下さい。
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** ご挨拶 ** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
私のネット生活に寄せる想いです。ご理解賜りたくご一読をお願い申し上げます。
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★ 出雲に出かけた3日間は摘み取りが出来ず、開きすぎました。出かける時には、あちこちに点在して目立たなかった指先ほどのつぼみが戻ってみればこんなに大きく開いてしまっていました。
★ 実は、このバラ、我が家では観賞用ではありません。食用なのです。 品種は「ツタ・バラ」。オールド・ローズ系のツタは花を鈴生りにつけ、その芳香は周囲に香水をまき散らしたほど強いです。この香りを閉じこめて、ジャムに加工するのです。
★ バラは、化粧用のバラ水(飲料にもなります)の他、食用にいろんな用い方がありますが、我が家では、専らバラ・ジャムです。ヨーグルトに加えると、一口、口にすると芳香がパッと広がります。紅茶に落とすと、花弁を広げます。朝食のメニューに合わせて、香りのすばらしい彩りを演出をします。
★ バラ・ジャムを作るのは簡単。どなたでも自宅で出来ます。我が老妻のやり方・・・
1) つぼみから開いたばかりのバラの花弁をよく水洗いして容器に入れてレモンをふりかけて、揉みます。すると赤い汁が沢山、出ます。その汁を別の容器に一旦、保存します。
2) 揉んだ花弁の塊を鍋に移して水と砂糖を加えてとろ火で煮込みます。量は花弁150グラム当たり100cc見当だそうです。20分程度、煮込むと、水分が飛んでとろみが出てきます。
3) そこで一旦、鍋を降ろして、自然に冷やします。十分、冷えたら、先にとってあったバラ汁とあわせますが、この場合、しばらく寝かせて馴染ませるのがコツ、とか。
そして再び、とろ火で、焦げ付かないように煮込みます。水分が飛んで、ジャムになったら完成です。
今日、採取した量で、朝食用ジャム2日分が作れました。
★ バラ・ジャムは、初めて食べると、花弁の繊維が気になります。よく「ちょっと口に残りますね」と言う方がいらっしゃいますが、慣れると、それがいいのです。するめを噛む感じ、とでも言うのでしょうか。口に残った花弁をじっくりと噛めば、その都度、新しい芳香が口いっぱいに広がります。
★ どなたでも簡単に出来ますので是非、お試しいただくといいと思いますが、市販のバラは農薬が心配。農薬を使ったバラは苦いです。食用にするバラは必ず、ご自身で栽培されたものをお使いになるのが安心です。それに、ジャム作りに最適のバラは、朝露の乾かない若い花です。自分で栽培しないと得られませんね。
【重要事項の追記】
説明不足で間違いがあってはいけない、と、老妻から注意を受けましたので、次の通り、記事を追加いたします。摘み取ったバラの花は、芯をすべて抜いて、1枚、一枚の花弁のガク(白い部分)はすべて切り取って、赤い部分だけをご利用下さい。市販の鑑賞用バラは防虫剤を多量に使っているので食用には向きません。ご注意下さい。
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by zenmz
| 2010-06-02 00:00
| 食随想あれこれ