2010年 09月 17日
【10128】 郷愁の味覚・鯨肉給食の復活 |
★ 今月前半の古新聞をひっくり返して見ていたら、面白い記事が載っていました。もうすっかり姿を消していたハズの鯨肉が、急ピッチで学校給食に復活し始めている、と言うのです。共同通信が今月4日に公開した全国調査の結果によれば、既に全国の公立小・中学校の18%にあたる5355校で採用しているそうです。
★ 復活したのは、調査捕鯨で捕獲した鯨。 その在庫がだぶつき、価格が低迷し始め、これをさばくために給食用に日本鯨類研究所(鯨研)が割安で放出したのが主因。使われる鯨肉は南極海で捕れたクロミンククジラなどで、指定業者を通じて学校に渡っている、とか。
★ 鯨研によると、鯨肉の給食再開は2005年ごろから増え始め、昨年度には、捕獲量の3~4%に当たる約150トンが学校給食枠に供給されるほどに拡大したそうです。
お値段も、昨年の市価は1キロ当たり2060円だが、給食用は三分の一に割り引き、
★ メニューは竜田揚げが目立ち、ケチャップなどでつくるオーロラソースあえやカツもあった。捕鯨で知られる和歌山県や長崎県は「食文化を伝えるため提供している」そうで、両県内の採用校も、他の都道府県より突出して多いようです。
★ 私たち高齢者には、本当に懐かしい味です。 多分、中高年者の方々も、大好きだったハズ。私の長男と次男は50代前半ですが、共に学校給食の想い出、と言えば、必ず、「鯨の竜田揚げ」を挙げるほどです。それを裏付ける別の記事も出ていました。こちらは、アサヒビールのユニークな研究所、通称「ハピ研」のアンケート調査。
★ 「ハピ研」と言うのは、アサヒビールの『お客様生活文化研究所』が運営している情報発信型ウエブサイト「青山ハッピー研究所」の愛称で、「人が幸せを感じるモノやコトって何?」という素朴な疑問で、生活の中の衣・食・住・健康・美などを毎週アンケート調査し、公表しているところです。
★ この「ハピ研」の「アンケート調査第326回」が中高年者を対象に実施した「思い出の学校給食の味は?」の調査結果を公表しています
★ 鯨と言えば、今や国際的な反捕鯨の風が吹きまくっている最中です。一般家庭では鯨肉などほとんど食卓に上がらなくなりました。ところが学校給食では普通メニューになるまで復活しています。小中学生の親たちには、大好きだった郷愁の味。勿論、この親たちは大歓迎です。
★ さて・・・この事実が、英語メディアで国際的に報道されたら、どんな反響が出て来るでしょう。 また”野蛮な日本の学校給食”をやり玉に挙げて、さらに反捕鯨のうねりが高まるのでしょうか。ちょっと気になる”鯨肉復活”です。ソッとしておいて欲しいですね。
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**** ご挨拶 **** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
**** お願い **** 【傘寿の知憲運動】 是非、一度、ご披見ください
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★ 復活したのは、調査捕鯨で捕獲した鯨。 その在庫がだぶつき、価格が低迷し始め、これをさばくために給食用に日本鯨類研究所(鯨研)が割安で放出したのが主因。使われる鯨肉は南極海で捕れたクロミンククジラなどで、指定業者を通じて学校に渡っている、とか。
★ 鯨研によると、鯨肉の給食再開は2005年ごろから増え始め、昨年度には、捕獲量の3~4%に当たる約150トンが学校給食枠に供給されるほどに拡大したそうです。
お値段も、昨年の市価は1キロ当たり2060円だが、給食用は三分の一に割り引き、
★ メニューは竜田揚げが目立ち、ケチャップなどでつくるオーロラソースあえやカツもあった。捕鯨で知られる和歌山県や長崎県は「食文化を伝えるため提供している」そうで、両県内の採用校も、他の都道府県より突出して多いようです。
★ 私たち高齢者には、本当に懐かしい味です。 多分、中高年者の方々も、大好きだったハズ。私の長男と次男は50代前半ですが、共に学校給食の想い出、と言えば、必ず、「鯨の竜田揚げ」を挙げるほどです。それを裏付ける別の記事も出ていました。こちらは、アサヒビールのユニークな研究所、通称「ハピ研」のアンケート調査。
★ 「ハピ研」と言うのは、アサヒビールの『お客様生活文化研究所』が運営している情報発信型ウエブサイト「青山ハッピー研究所」の愛称で、「人が幸せを感じるモノやコトって何?」という素朴な疑問で、生活の中の衣・食・住・健康・美などを毎週アンケート調査し、公表しているところです。
★ この「ハピ研」の「アンケート調査第326回」が中高年者を対象に実施した「思い出の学校給食の味は?」の調査結果を公表しています
.《回答した41.9%の人が”くじら料理(竜田揚げ、南蛮漬け)を挙げて、2位の揚げパン(38.4%)を大きく引き離しています》
★ 鯨と言えば、今や国際的な反捕鯨の風が吹きまくっている最中です。一般家庭では鯨肉などほとんど食卓に上がらなくなりました。ところが学校給食では普通メニューになるまで復活しています。小中学生の親たちには、大好きだった郷愁の味。勿論、この親たちは大歓迎です。
★ さて・・・この事実が、英語メディアで国際的に報道されたら、どんな反響が出て来るでしょう。 また”野蛮な日本の学校給食”をやり玉に挙げて、さらに反捕鯨のうねりが高まるのでしょうか。ちょっと気になる”鯨肉復活”です。ソッとしておいて欲しいですね。
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**** ご挨拶 **** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
**** お願い **** 【傘寿の知憲運動】 是非、一度、ご披見ください
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by zenmz
| 2010-09-17 00:00
| おふくろの味