2007年 04月 11日
【7182】 「自分は○○です」と自信を持って言える人 |
◆ 活字離れ、で、新聞を読む人が少なくなった。危機感を抱いた日本新聞協会は、毎年4月6日を「新聞をヨム(4・6)日」と定めてPRに努めている。その象徴的なイベントが「新聞が運んだHappy News 2006」 過去1年間、全国の新聞に掲載された心温まるニュースを読者から募り、大賞1編と入賞9編を表彰している。
◆ 今年は、東京マラソンでの出来事を取り上げた「神奈川新聞」の記事(2007年2月20日付)が大賞を獲得した。ゴール直前に男性ランナーが倒れた。意識、呼吸、心拍はなく、心肺停止状態・・なす術もなく競技スタッフが緊迫する中で、一人のランナーが足を止めてこう言った。「自分は救急救命士です」。そしてレースを中止し、人工呼吸の救急対策を施しながら、必要医療機の手配を指示し、この男性ランナーは一命を取り留めた。到着した救急車にバトンタッチして、レースに戻った、という話。
◆ 主人公の吉田茂男さんは横浜市・保土ヶ谷消防署に勤務する救急救命士。マラソン暦18年のベテランで、咄嗟の判断でレースを中断し、意識を回復させ、救急隊に引き継ぐと、そのまま、自らのレースに戻り見事完走した、といういい話。これが”大賞”に選ばれたのには、もう一つ、隠されたエピソードがある。この新聞記事を読んだ大学生が「私も、『自分は○○です』と自信を持って言えるような力強い人間になりたい」とのコメントを付けて推薦したのが決め手になった。
吉田さんには、別に【Happy Person 2006】の栄誉が贈られた。
◆ 他の入賞9編も、心温まるいいニュースが掘り起こされている。例えば「北海道新聞」(2006年10月31日付)の「世界とつながる心」 札幌聖心女子学院では中学、高校が、全学挙げて16年間も「梅干弁当募金」をして災害被災地に援助資金を贈り続けている。1年に6回から8回、ご飯と梅干だけの「弁当の日」を決め、おかず代相当額を募金する。これまでインドネシア・スマトラ沖地震やアメリカのハリケーン被災などのようにニュースを見て緊急募金することも再三、とか。「私にも直ぐ出来る、いいことを教えてもらった」と52歳の主婦からの推薦。
◆ 新聞記事といえば、事件かスポーツ。それも見出しで眺めることが多い毎日だが、その気になって、ゆっくり広げて、寛いで読めば、随分、「いい話」が掲載されているもの。読む人の関心の持ち方で、心を打つ記事があちこちに転がっているものだ。
君達も、夕食後のひと時、一家団欒の中で、新聞を広げてみて欲しいね。きっと心豊かになる。心の向け方で、得られる情報は違う。そのことを体得してみて欲しい。
◆ 横浜市の消防士の記事を見た大学生が
「私も、『自分は○○です』と自信を持って言えるような力強い人間になりたい」
と感銘を受けた、という。
素晴らしい。こちらも”いい話”だ。私たちも、そんな感動の出会いが欲しいね。
【健康優良爺の散歩道】
今日は、ピピと、裏山を8キロ散歩した。
桜並木も満開、それと競うようにツクシが背伸びしていた。
ちょっと見事な風景。多分、都会ではみられないだろうね。楽しんで見てください。
◆ 今年は、東京マラソンでの出来事を取り上げた「神奈川新聞」の記事(2007年2月20日付)が大賞を獲得した。ゴール直前に男性ランナーが倒れた。意識、呼吸、心拍はなく、心肺停止状態・・なす術もなく競技スタッフが緊迫する中で、一人のランナーが足を止めてこう言った。「自分は救急救命士です」。そしてレースを中止し、人工呼吸の救急対策を施しながら、必要医療機の手配を指示し、この男性ランナーは一命を取り留めた。到着した救急車にバトンタッチして、レースに戻った、という話。
◆ 主人公の吉田茂男さんは横浜市・保土ヶ谷消防署に勤務する救急救命士。マラソン暦18年のベテランで、咄嗟の判断でレースを中断し、意識を回復させ、救急隊に引き継ぐと、そのまま、自らのレースに戻り見事完走した、といういい話。これが”大賞”に選ばれたのには、もう一つ、隠されたエピソードがある。この新聞記事を読んだ大学生が「私も、『自分は○○です』と自信を持って言えるような力強い人間になりたい」とのコメントを付けて推薦したのが決め手になった。
吉田さんには、別に【Happy Person 2006】の栄誉が贈られた。
◆ 他の入賞9編も、心温まるいいニュースが掘り起こされている。例えば「北海道新聞」(2006年10月31日付)の「世界とつながる心」 札幌聖心女子学院では中学、高校が、全学挙げて16年間も「梅干弁当募金」をして災害被災地に援助資金を贈り続けている。1年に6回から8回、ご飯と梅干だけの「弁当の日」を決め、おかず代相当額を募金する。これまでインドネシア・スマトラ沖地震やアメリカのハリケーン被災などのようにニュースを見て緊急募金することも再三、とか。「私にも直ぐ出来る、いいことを教えてもらった」と52歳の主婦からの推薦。
◆ 新聞記事といえば、事件かスポーツ。それも見出しで眺めることが多い毎日だが、その気になって、ゆっくり広げて、寛いで読めば、随分、「いい話」が掲載されているもの。読む人の関心の持ち方で、心を打つ記事があちこちに転がっているものだ。
君達も、夕食後のひと時、一家団欒の中で、新聞を広げてみて欲しいね。きっと心豊かになる。心の向け方で、得られる情報は違う。そのことを体得してみて欲しい。
◆ 横浜市の消防士の記事を見た大学生が
「私も、『自分は○○です』と自信を持って言えるような力強い人間になりたい」
と感銘を受けた、という。
素晴らしい。こちらも”いい話”だ。私たちも、そんな感動の出会いが欲しいね。
【健康優良爺の散歩道】
今日は、ピピと、裏山を8キロ散歩した。
桜並木も満開、それと競うようにツクシが背伸びしていた。
ちょっと見事な風景。多分、都会ではみられないだろうね。楽しんで見てください。
by zenmz
| 2007-04-11 22:51
| 奴雁の目