2007年 06月 11日
【7241】 《薬も過ぎれば毒になる》 |
★ 「今日は、新聞、お休みね」
とにかく活字中毒の老妻、今日は、つぶやくように何度か、寂しそうな声を口にしました。
やはり、毎日、決まった時間に来るべきものが、来ないと、落ちつかない。新聞などはその最たるものですね。
でも、こんな”習慣病”は日本だけでしょう。新聞の宅配。これは世界でも日本だけ。135年も続くと、民族の血肉にしみこんだ習慣になりますね。
★ 先ほど、夜も10時が過ぎて、Tomoさんからメールが届きました。ネットで最も親しい友の一人。
>今日11日は、日記のアップされていないみたいですが、
>お忙しかったのですか?
>それとも、どこかへ行かれてたのかな?
★ 言われてみて、気がつきました。なるほど、今日は、SNS日記を書いていない。「毎日更新」の公約違反じゃないか!?
これはイカンと、苦しい言い訳。
>今日は、「新聞休刊日」
>私も、休刊です。
関係ないですね。
★ そこで、ちょっと、心にわだかまっていた《健康随想》を一つ、書いておこうと思い立ちました。
以前、目にして、おりながら紹介のチャンスを逃しました。こんなときでないと、書けないヒマタネです。
冒頭の言葉、《薬も過ぎれば毒になる》
★ 実は、これ、我が敬愛する食生化学の辻啓介博士の戒めです。
★ 辻先生は、医食同源、薬も、食品も、保健上の効果は同じにあるが、その副作用について留意するよう注意を呼びかけておられるのですが、これを拝見した当時、多分、もう2ヶ月以上も前でした。私は、思わず、膝を叩いて、同意しました。
★ 私は、昨年暮れに、全く原因不明の腸内出血を起こして、それが止まらず、急遽、入院しました。全身麻酔の内視鏡検査で判明した病名は「憩室」 最近、高齢者に増えてきている病気とわかりました。その顛末は、【6350】 「内視鏡パック旅行」記(全5回連載)でご披露したことがあります。内視鏡検査というものを初めて受けた体験記をご紹介したものですので、ご関心のある方は、余談ですがご覧下さい。体験記です。
★ 問題は、その引き金になった原因です。私は、持病の腎臓病を抱えており、毎日、3種類の薬を服用しています。その中に血流を良くするために凝固防止効果のある薬を長期に、それも多少、多めに服用していました。勿論、医師の調合です。ところが、それがどうやら”犯人”と判明しました。
「薬の副作用」と言いますが、どんな副作用かは、それが出てみないと、予測も出来ない実例です。
★ 「憩室」という病気は、通常、胃腸の病気に多い凸ポリープとは逆に腸壁を凹に窪ませるもので、ここに老廃物が溜まる危険性があります。生体の自然な防御反応で、これを元に戻す力が働き、自然に元に戻ることが多いのだそうですが、使っている腎臓治療薬の副作用でその力で毛細管が破れるのだそうです。普通だと毛細管は破れても直ぐ、血液が凝固し、修復しますが、私の場合、薬が効いていて血液凝固が正常に行われず、多量の出血を流し放しになってしまうのでした。
★ 最初は、私自身、全く自覚症状もなく、原因も心当たりはない。医師たちも、色んな検査を繰り返してみても分からない。結局、「何か薬、飲んでます?」というので、常用の薬を示したら、やっと”犯人”が突き止められました。
全く、格言通り・・・・《薬も過ぎれば毒になる》 でした。
★ 特に、高齢者の皆さんに、ご参考までにご披露しておきたいと想います。
まあ、薬は、元々、「毒をもって毒を制する」ものですね。それが薬の本質。
しっかり、心に刻み込んでおきましょう。
とにかく活字中毒の老妻、今日は、つぶやくように何度か、寂しそうな声を口にしました。
やはり、毎日、決まった時間に来るべきものが、来ないと、落ちつかない。新聞などはその最たるものですね。
でも、こんな”習慣病”は日本だけでしょう。新聞の宅配。これは世界でも日本だけ。135年も続くと、民族の血肉にしみこんだ習慣になりますね。
★ 先ほど、夜も10時が過ぎて、Tomoさんからメールが届きました。ネットで最も親しい友の一人。
>今日11日は、日記のアップされていないみたいですが、
>お忙しかったのですか?
>それとも、どこかへ行かれてたのかな?
★ 言われてみて、気がつきました。なるほど、今日は、SNS日記を書いていない。「毎日更新」の公約違反じゃないか!?
これはイカンと、苦しい言い訳。
>今日は、「新聞休刊日」
>私も、休刊です。
関係ないですね。
★ そこで、ちょっと、心にわだかまっていた《健康随想》を一つ、書いておこうと思い立ちました。
以前、目にして、おりながら紹介のチャンスを逃しました。こんなときでないと、書けないヒマタネです。
冒頭の言葉、《薬も過ぎれば毒になる》
★ 実は、これ、我が敬愛する食生化学の辻啓介博士の戒めです。
○ 薬品と食品の大きな違いは効果の強さが異なることである。薬品の効果は強いが、副作用も強い。新薬は同じ分野で今まで使用が認められている薬よりも効果が強くなければ認可されにくい。また同じ薬を常用していると、次第に効かなくなることもあるし、副作用が出ることもある。
○ 食品の効果は薬品に比べてあまり強くないが、ゆるやかに、おもむろに効くのが特徴。副作用についての知識も必要。安全性が強く問われている。
★ 辻先生は、医食同源、薬も、食品も、保健上の効果は同じにあるが、その副作用について留意するよう注意を呼びかけておられるのですが、これを拝見した当時、多分、もう2ヶ月以上も前でした。私は、思わず、膝を叩いて、同意しました。
★ 私は、昨年暮れに、全く原因不明の腸内出血を起こして、それが止まらず、急遽、入院しました。全身麻酔の内視鏡検査で判明した病名は「憩室」 最近、高齢者に増えてきている病気とわかりました。その顛末は、【6350】 「内視鏡パック旅行」記(全5回連載)でご披露したことがあります。内視鏡検査というものを初めて受けた体験記をご紹介したものですので、ご関心のある方は、余談ですがご覧下さい。体験記です。
★ 問題は、その引き金になった原因です。私は、持病の腎臓病を抱えており、毎日、3種類の薬を服用しています。その中に血流を良くするために凝固防止効果のある薬を長期に、それも多少、多めに服用していました。勿論、医師の調合です。ところが、それがどうやら”犯人”と判明しました。
「薬の副作用」と言いますが、どんな副作用かは、それが出てみないと、予測も出来ない実例です。
★ 「憩室」という病気は、通常、胃腸の病気に多い凸ポリープとは逆に腸壁を凹に窪ませるもので、ここに老廃物が溜まる危険性があります。生体の自然な防御反応で、これを元に戻す力が働き、自然に元に戻ることが多いのだそうですが、使っている腎臓治療薬の副作用でその力で毛細管が破れるのだそうです。普通だと毛細管は破れても直ぐ、血液が凝固し、修復しますが、私の場合、薬が効いていて血液凝固が正常に行われず、多量の出血を流し放しになってしまうのでした。
★ 最初は、私自身、全く自覚症状もなく、原因も心当たりはない。医師たちも、色んな検査を繰り返してみても分からない。結局、「何か薬、飲んでます?」というので、常用の薬を示したら、やっと”犯人”が突き止められました。
全く、格言通り・・・・《薬も過ぎれば毒になる》 でした。
★ 特に、高齢者の皆さんに、ご参考までにご披露しておきたいと想います。
まあ、薬は、元々、「毒をもって毒を制する」ものですね。それが薬の本質。
しっかり、心に刻み込んでおきましょう。
by zenmz
| 2007-06-11 23:07
| 食生活:今日の一戒