2008年 04月 03日
【8011】 孫たちへのハナムケ |
★ 新学期。我が家でも孫たちが一斉に新しい出発をしました。一番、上が大学院博士課程。二番目が法科大学院、そして末孫二人がそろって大学へ。それぞれ各地に散る前に岡山へ挨拶に来ました。まあ、傍目には“ウルワシイ”風景に見えましょうが、ジジ・ババは「えらいこっちゃ、ものいりなこっちゃ!」 悲鳴をあげています。
★ 「一言、言っておく。人生、分からぬことばかり。コレ何? と思ったら辞書・事典をその場で引く。今はネット時代。分からぬことが出て来たら検索入力すればたちどころに回答が出る。学問は“温故知新”がイノチ。先行研究の検索を怠るな。分からぬことは直ぐ、今、調べる。アシタはない。絶対にやってこない。爺ちゃん心を込めてたった一つの”遺言”だ。だから守れ」
★ そして、恒例の“儀式”。紅白熨斗袋を一人ずつ渡すと、深々とアタマを下げてニッコリ。まあ、この最敬礼と笑顔もこれが最後。言い含めておかねば・・・
「これからは、みんなオトナ。もう子どもではない。お年玉、誕生祝い、入学祝い・・・これが最後だ。心するように・・・」
★ 一番、上の孫が言いました。
「オジイチャン、出世払い、期待して下さい。どうか長生きしてね。でないと、出世払い出来ない」
「どれぐらい長生きを??」
「まあァ、50年。言わんでも分かってると思うけど・・何しろ、ボクら、みんな大器晩成型だから・・」
「127歳か! イマドキ、孫の言葉を信じるのもナンギな話やネ」
我が身127歳長寿の夢と同じく裏付けのないハカナイい話ではあります。
まあ、気はココロ、それだけはきちんと受け止めました。
★ 「ところで、さっきの“遺言” 絶対に忘れるな。これは、オジイチャンの体験から得たアドバイスだ。オジイチャンが今、ある自分を思う時、《輔弼》の二文字がいつも脳裏に浮かぶ。その体験記を与える。じっくり読んで欲しい オジイチャンが君たちと同じ年齢の頃の話だ」
★ 末孫の一人が言いました。
「オジイチャン、これまで随分、“遺言”もらったけど、どれがホンマですか?」
みんな、期待の顔をこちらに向けました。そろって目が笑っています。
「それは・・・」
答えようとしたら、法科大学院に進学する孫娘がいいました。
「あんなァ、みんな、知っといて。“遺言”は、すべて最後のモンに決まってる。そして効果があるのは遺言者が亡くなってからヨ」
★ いや、子・孫は、教育したら、したで、また気のモメルこと。
「これからも”遺言”はどんどん出る。覚悟せよ」、と一喝。
★ 笑いながら横にいる親たちも
「老いては子に従え、と言うなぁー」
などと脳天気な感想を漏らす始末。もう私の居場所はありません。
それでも、一緒にアッハッハー。私もトシをとりました。
★ 「一言、言っておく。人生、分からぬことばかり。コレ何? と思ったら辞書・事典をその場で引く。今はネット時代。分からぬことが出て来たら検索入力すればたちどころに回答が出る。学問は“温故知新”がイノチ。先行研究の検索を怠るな。分からぬことは直ぐ、今、調べる。アシタはない。絶対にやってこない。爺ちゃん心を込めてたった一つの”遺言”だ。だから守れ」
★ そして、恒例の“儀式”。紅白熨斗袋を一人ずつ渡すと、深々とアタマを下げてニッコリ。まあ、この最敬礼と笑顔もこれが最後。言い含めておかねば・・・
「これからは、みんなオトナ。もう子どもではない。お年玉、誕生祝い、入学祝い・・・これが最後だ。心するように・・・」
★ 一番、上の孫が言いました。
「オジイチャン、出世払い、期待して下さい。どうか長生きしてね。でないと、出世払い出来ない」
「どれぐらい長生きを??」
「まあァ、50年。言わんでも分かってると思うけど・・何しろ、ボクら、みんな大器晩成型だから・・」
「127歳か! イマドキ、孫の言葉を信じるのもナンギな話やネ」
我が身127歳長寿の夢と同じく裏付けのないハカナイい話ではあります。
まあ、気はココロ、それだけはきちんと受け止めました。
★ 「ところで、さっきの“遺言” 絶対に忘れるな。これは、オジイチャンの体験から得たアドバイスだ。オジイチャンが今、ある自分を思う時、《輔弼》の二文字がいつも脳裏に浮かぶ。その体験記を与える。じっくり読んで欲しい オジイチャンが君たちと同じ年齢の頃の話だ」
★ 末孫の一人が言いました。
「オジイチャン、これまで随分、“遺言”もらったけど、どれがホンマですか?」
みんな、期待の顔をこちらに向けました。そろって目が笑っています。
「それは・・・」
答えようとしたら、法科大学院に進学する孫娘がいいました。
「あんなァ、みんな、知っといて。“遺言”は、すべて最後のモンに決まってる。そして効果があるのは遺言者が亡くなってからヨ」
★ いや、子・孫は、教育したら、したで、また気のモメルこと。
「これからも”遺言”はどんどん出る。覚悟せよ」、と一喝。
★ 笑いながら横にいる親たちも
「老いては子に従え、と言うなぁー」
などと脳天気な感想を漏らす始末。もう私の居場所はありません。
それでも、一緒にアッハッハー。私もトシをとりました。
by zenmz
| 2008-04-03 11:15
| 奴雁の目