2009年 02月 27日
【9058】 春を知らせるフキノトウ |
★ 「三寒四温」・・・昔の人は、本当にいい言葉を創り、残して下さったものですね。昨日はポカポカと暖かく、セーターを脱ぐほどだったのに今朝、起きてみると大雪が吉備高原を真っ白に覆っています。
★ 「もう出ているはず。行ってみようか」・・・この暖かさ、きっとフキノトウが枯れ葉を分けて顔出ししているに違いない、と、昨日、思い立って、訪れておいて良かったです。毎年、訪れる”穴場”。カンはピッタリ的中し、ちょうど食べ頃の、形のいい小粒がひな壇のように並んでいました。
★ ここは、本州の西南端。中国地方の真ん中を走る尾根が瀬戸内海にむけてなだらかに降っている南向き斜面の宏大な丘陵地です。そこには豊かな野菜と山菜が育ち、生活を豊かにしてくれます。中でもその素晴らしい香りが春の訪れを知らせるフキノトウ。
★ 驚くのは、その”勢い”です。堆積して朽ちている落ち葉を突き破って、緑の顔を太陽に向けています。この状態で摘まんでみて柔らかければ雌株、硬ければ雄株。ご存じでしょうか? フキノトウは雌雄異花です。
★ 雌株は受粉後、花茎をぐんぐん伸ばして、タンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばします。フキノトウは、群生しています。最初、不思議に思って根を辿ってみて驚きました。太い地下茎は地中に長く、太く、横に延びて、そのところどころに芽をだし、実を結んでいます。
★ これより3月いっぱいがシーズン。とりあえず、昨日は、当分、食する数日分だけ、手頃な大きさのものを採取して、後は触れないことにしました。ここは、ほとんど人が訪れることのない私どもだけの”穴場”です。来週、来れば、大きく膨らんでいるでしょう。
★ それにしても香しいこの芳香。今は出始め。このシーズンには、“目”で探すより、“匂い”が誘ってくれます。香しい”春の芳香”が立ちこめている場所に目を凝らすと、群生している。そんな感じのいい出会い。 「この山の先住者はワタシたち。ようこそ!」
★ この逞しい生命力。ほんとうに春の訪れを呼び覚ます実感があります。夕食はフキノトウのてんぷら。春の初物、たしかに美味でした。来週からもう2,3度、訪れるつもりです。別の谷川沿いの堤防にも膨らみがいっぱい出てくるはずです。
★ もう10日もすれば、一度に段ボール箱にいっぱい採取出来ます。フキノトウの佃煮やフキノトウ味噌を作り、冷凍して保存し、これから1年、我が家の食卓には欠かさず蕗の薹の佃煮が「箸休め」に添えられます。
★ フキノトウは日本の山野だけに自生する山菜だそうです。この苦みを嫌う人も多いのですが、好きな人は、これがないと治まらない不思議な味。日本人であることが幸福に思える味覚です。
★ スーパーで10粒ほど入ったパックを300円で売っていました。高いものなんですね。ネットで調べたら300グラム1800円 1キロ4800円で、これまたビックリ。ここでは自然に群生しているので、そんな貴重品植物とは想いもしませんでした。
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** ご挨拶 ** ブログ【傘寿を生きるロマン日記】公開に当たって
私のネット生活に寄せる想いです。ご理解賜りたくご一読をお願い申し上げます。
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★ 「もう出ているはず。行ってみようか」・・・この暖かさ、きっとフキノトウが枯れ葉を分けて顔出ししているに違いない、と、昨日、思い立って、訪れておいて良かったです。毎年、訪れる”穴場”。カンはピッタリ的中し、ちょうど食べ頃の、形のいい小粒がひな壇のように並んでいました。
★ ここは、本州の西南端。中国地方の真ん中を走る尾根が瀬戸内海にむけてなだらかに降っている南向き斜面の宏大な丘陵地です。そこには豊かな野菜と山菜が育ち、生活を豊かにしてくれます。中でもその素晴らしい香りが春の訪れを知らせるフキノトウ。
★ 雌株は受粉後、花茎をぐんぐん伸ばして、タンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばします。フキノトウは、群生しています。最初、不思議に思って根を辿ってみて驚きました。太い地下茎は地中に長く、太く、横に延びて、そのところどころに芽をだし、実を結んでいます。
★ これより3月いっぱいがシーズン。とりあえず、昨日は、当分、食する数日分だけ、手頃な大きさのものを採取して、後は触れないことにしました。ここは、ほとんど人が訪れることのない私どもだけの”穴場”です。来週、来れば、大きく膨らんでいるでしょう。
★ それにしても香しいこの芳香。今は出始め。このシーズンには、“目”で探すより、“匂い”が誘ってくれます。香しい”春の芳香”が立ちこめている場所に目を凝らすと、群生している。そんな感じのいい出会い。 「この山の先住者はワタシたち。ようこそ!」
★ この逞しい生命力。ほんとうに春の訪れを呼び覚ます実感があります。夕食はフキノトウのてんぷら。春の初物、たしかに美味でした。来週からもう2,3度、訪れるつもりです。別の谷川沿いの堤防にも膨らみがいっぱい出てくるはずです。
★ フキノトウは日本の山野だけに自生する山菜だそうです。この苦みを嫌う人も多いのですが、好きな人は、これがないと治まらない不思議な味。日本人であることが幸福に思える味覚です。
★ スーパーで10粒ほど入ったパックを300円で売っていました。高いものなんですね。ネットで調べたら300グラム1800円 1キロ4800円で、これまたビックリ。ここでは自然に群生しているので、そんな貴重品植物とは想いもしませんでした。
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by zenmz
| 2009-02-27 07:54
| 吉備高原ライフ